こんにちは、アギトの中で一番好きなライダーが『ギルス』か『G4』かでどうしても選べない!!CONVERGE KAMEN RIDER担当のN野です。
前回記事のとおり現在アギトの原型製作を作っているため、振り返りを兼ねて最近は『アギト』本編を見返しまくっています。ここまで腰を据えてしっかり見返したのは本放送時以来ですが、『アギト』、やはり面白い!
冒頭から3ライダーが登場するのも魅力ですが、何よりあらゆる登場人物がキャラ立ちしすぎていてオールスター感がハンパじゃないです。
そして何よりも 焼肉が食べたくなる!!!!
・・・夜中に見ると痛い目に遭います。
という訳で、今回の記事はそんな『アギト』にちなみ、前回記事にてUPしたシルエットの答え合わせから参りましょう!
(『仮面ライダーに“なってしまった”男』というヒントはほぼ答えそのものでしたが・・・笑)
そう。新原型の2つ目は「仮面ライダーギルス」でした!
カブトや鎧武のようないわゆる『アーマー系』のライダーとは正反対のギルスは、
"生々しさ"重視し、有機的な曲線やユガみを造形に取り入れました。
特に力を入れたポイントは、体色で言うところの緑色部分!!
皮膚っぽい質感を表現するべく、全体にざらざらした加工を施しています。
ここに彩色が乗ることで全体の印象を引き締め、リアルさが際立つはずです!
続々完成に向かっているこれら新原型たち、正式な商品化のご報告にご期待ください…!
新弾への期待も然ることながら、来年2月の発売が待ち遠しい『第1弾』の話題をば。
こちらの開発も、いよいよラストスパートに差し掛かって参りました。
写真は量産工場での彩色サンプルです!
『CONVERGE KAMEN RIDER』は大人向け商品ということもあり、フィギュアの生産に熟達した工場で生産をお願いしています。あくまでメーカー側のモノづくり的視点にはなりますが、今回の工場サンプルは非常に精度が高く、実際にみなさまへお届けする量産品にも期待が持てる仕上がりになっていますよ!
本日は、そんな出来立てホヤホヤの工場サンプルから2点ほどピックアップして商品の魅力をレビューいたします!
■01.仮面ライダークウガ マイティフォーム
第1弾にラインナップするのは『クウガ』しかあり得ない!と意気込んで作ったのがこのマイティフォームです。全体の開発の中で最初に着手されたキャラクターなので、シリーズのコンセプトを示すポイントがたくさん詰まっています。
シンプルなデザインゆえに目立つ複眼は、クリアパーツにて再現。
複眼のパターンも、かなり細かく彫り込んでいます。
(クウガファンとしては目に金ラメを混ぜ込みたかったところですが・・・さすがにこのサイズでは成す術無しです。。)
個人的に推したいポイントは、全身に彫り込まれたこの『古代文字』。
製品では一文字あたり1ミリに満たないほどの細かい箇所ですが、ここは拘りの見せドコロ。限界ギリギリ?いや・・・、とっくに突破しているくらい細かいモールドに挑戦しました!設定どおりの文字形が表現されていることはお分かりいただけると思います。
造形的な特徴としては『角』でしょうか。
クワガタモチーフのライダーという点も踏まえ、角を力強く強調した造形になっています。写真で見るよりも密度感のある実物サイズでは、全体のシンプルな印象を引き締める良いアクセントになっていますよ!
■02.ゴ・ガドル・バ
私の知る限りフィギュアとして発売されるのは相当久々なこのガドル。
私自身大好きな怪人なので、細部まで徹底したリアル志向で造形しました。
頭部は先述の「ギルス」同様、生体感を重視して加工を施しています。これ、実物で見るとめちゃくちゃ効いてますよ!!
暗色中心のキャラなので、印象的な瞳のオレンジはギラギラ光るメタリックを選択。人間体のガドルにも通じる眼光の鋭さを表現しています。
また、開発面で調整に最も時間を要したのは、全身を覆うアーマーの色合いです。
グロンギ怪人のアーマーは錆びたような金属感や重厚感のあるカラーリングが印象的ですが、とにかくこの調色が非常に苦労しました…。製作に当たっては「ゴ・ガドル・バ」を撮影した資料を片っ端から集め、試行錯誤を繰り返して導き出した色を選んでいますので、是非手にとって確認していただきたいポイントです!
いかがでしたでしょうか!!
今回紹介した彩色サンプルですが、これが最終品ではなく、ここから更に修正を加えてより良いものに仕上げていきますよ!他にも語りたいポイントは数あれど、若干長くなりすぎたので本日はこの辺で・・・。
あれ、『今日は新原型のボカシ画像はないの?』と思ったソコのあなた!
安心してください、ちゃんとありますよ~!!
今回お見せするのは、人気の《怪人枠》からこの1体。
意味ありげな感じで撮ってみました。(また全然隠せていない気もする・・・)
先日実施したアンケートでは第6位に着けていた人気キャラです!果たしてどの怪人か想像を巡らせていただきつつ、詳細は次回までお楽しみに・・・。
それでは、また!
開発 N野
(C)石森プロ・東映