「鳥人戦隊ジェットマン」ならレンアイワル…じゃないや、ブラックコンドル推し!
皆様こんにちは!
SMPスーパー戦隊シリーズの担当Mです!
これまであいうえお作文めいた告知や、シルエット出し等で何かと予告をしてきましたが、ついに!
『鳥人戦隊ジェットマン』の3号ロボ・
テトラボーイが、
11月20日(月)13時より、
プレミアムバンダイにて受注開始となります!!
1号ロボのジェットイカロスと2号ロボのジェットガルーダは、2019年の初版時にスーパーミニプラブランドで
「スーパーミニプラ 天空合体 ジェットイカロス」
「スーパーミニプラ 超弩級 ジェットガルーダ【プレミアムバンダイ限定】」
として発売されましたが、
そこから数えると実に4年以上の歳月を経て…
ついに3号ロボ・テトラボーイとの揃い踏みが実現します!!
細かい話ですが、ダイムゲンからのテトラボーイという事で別作品ながら3号ロボのバトンが繋がるのもSMPならではの熱いラインナップだなと開発個人的に思います!
スーパーミニプラ発売当時から心待ちにしていた方、そしてこれに備えてプレミアムバンダイで先日まで開催されていた「SMP [SHOKUGAN MODELING PROJECT]スーパー戦隊 一斉再販キャンペーン」でイカロスとガルーダを購入していただいた方も、本当にお待たせしました!
それでは、さっそくご紹介しましょう!
※一部サフ吹きの開発途中サンプルを除き、画像は全てCG画像となります。
「完成!テトラボーイ!!」
まずは放映当時のDX玩具に準じた素立ち状態。「ボーイ」の名前通り、やや頭が大きめで脚が短い、少年的な体型を意識したプロポーションで立体化しています。
そして両脚を開いたハの字立ち。これまでの「スーパーミニプラ ジェットマン」シリーズと同様、DX玩具や劇中の姿を基本にしつつ、各種ギミックや可動に最新の設計機構を加えてブラッシュアップしています!
テトラボーイと言えば徒手空拳!という事で、拳パーツはDX玩具よりも大きく、劇中イメージを優先しガッシリした無骨な形状で造形。
軽快なフットワークから放たれるパンチポーズも再現できます!
続いて疾走ポーズやテトラパンチ・テトラキックなど、劇中の俊敏な動きを思わせるポーズをご紹介。腰の回転可動や股関節の引き出しギミックにより、これらのダイナミックなポージングも思いのままに楽しめます!
また「スーパーミニプラ ジェットマン」シリーズと組み合わせれば、45話「勝利のホットミルク」で披露されたグレートイカロスとの合体技も再現可能です!
それでは続いて、お待ちかねの変形ギミックをご紹介!
「トドメを刺すのよ!
変形!テトラバスター!!」
テトラバスター完成!!
劇中同様の変形ギミックで、大型の4連バズーカ砲が完成します!!
変形ギミックと同様、変形後のフォルムも劇中のイメージそのままに再現!
この状態でのサイズは全長約150mm・全高約55mmで、武器としては破格のボリューム感になっています!
ちなみにテトラボーイの頭部は胸部内に収納。DX玩具では頭部にカバーが被さるのですが、今回は形状を重視しつつ劇中の様なフォルムの再現に成功しました!
…ということでここからは一部トライ品を使っての説明となるのですが、
実はテトラボーイSMP戦隊シリーズ屈指の問題作(⁉)ではないかと思っております。
何故かというのをこの後ご説明しますが、
テトラボーイ下半身の変形・可動ギミックにその理由のすべてが詰まっております。
テトラボーイの変形は大胆ながら極めてシンプルですが、この機構を踏襲しつつ可動を仕込むとなると、難易度が途端に跳ね上がります。
要はSMP(ジェットマンシリーズ展開時で言うならスーパーミニプラ)化するのに非常に困難が予想されたという事です。
立体化を待たれていたファンの皆様には心苦しかったかと思われますが、2019年から4年の歳月が空いた事も、SMPでの設計の知見を積み重ねて今回テトラボーイの立体化する上では必要な年月であったのではないかと開発担当としては感じております。
前置き長くなりましたが紹介に移りましょう。
ご覧のように、テトラバスターへの変形時には脚部前面の「脚部装甲」はそのままで、脚部内の「キャノン砲」が足の定位置から大きく移動します。ここで可動を両立させようとすると、次のような問題点が生まれてしまいます。
1:テトラバスター変形時に脚部内部の「砲身」が180度反対側まで移動するが、残された外側の「脚部装甲」を保持できる場所がほとんど無い。
2:テトラボーイの時には「脚部装甲」と「砲身」の別々のパーツが連動して足として可動させないといけない。
3:リアスカートが変形都合で可動するため、サイドスカートの接続先の確保と可動の両立が困難。
細かい部分を省いて、分かりやすい部分だけ列挙してもこれだけあります。
今回これらの問題を以下のようにクリアしています。
まずは「1:テトラバスター変形時に脚部内部の「砲身」が180度反対側まで移動するが、残された外側の「脚部装甲」を保持できる場所がほとんど無い。」から。
これについては腰のフロントスカート裏側にジョイントを用意し、脚部装甲を固定できるようすることで解決しました。要は疑似的な4脚のロボのようになっているんです。接続方法は赤丸のついている部分を90度回転させ…
脚部装甲側の受け穴に接続。
これによってテトラバスター時はしっかり固定。
テトラボーイ時には外すことで自由に可動できるよう両立しています。
(※変形ギミック重視派の方はテトラボーイ時にもジョイントを接続したままにすることで、可動は制限されるもののテトラボーイへの変形は問題無く行えます。)
続いて「2:テトラボーイの時には「脚部装甲」と「砲身」の別々のパーツが連動して足として可動させないといけない。」について。
これは1の問題とは相反する内容になります。変形時バラバラに存在しないといけないパーツが、ロボットの時は2つの「足」としてまとまってないといけないという事ですから、非常に難しい問題です。
今回は「脚部装甲」と「キャノン砲」のスネ部分(破線四角枠)で接続することで解決し、太腿は赤丸部分を起点に回転できるようにすることで膝可動を確保しています。
(※太腿は砲身部と接続していない為、それぞれ独立して動かす必要があります。)
足自体は脚部外装パーツの下側にジョイントを設け、足首パーツと接続。
こうして砲身は独立つしつつ、脚全体としてのまとまりと可動を確保することが出来ました。
これにより、走り出す際にグッと踏み出したポーズや、大股開きの力感に溢れたポージングも可能になっています!
最後に「3:リアスカートが変形都合で可動するため、サイドスカートの構造と可動の確保が困難」は、フロントスカート側にボールジョイント接続することで解決。
横方向への可動は勿論のこと…
軸接続だとフロントスカートを跳ね上げた際に、サイドスカートがあらぬ位置まで移動してしまうのですが、ボールジョイントにすることで本来の位置に近い場所に留めておけるようにしています。
SMPスーパー戦隊シリーズの十八番でもある「劇中・DX玩具の再現と、可動ギミックとの両立」をクリアするため、今回は見た目以上にギミック(と苦労)の塊となっていることを、是非、お手元で感じ取って頂きたいです!
またDX玩具ではテトラボーイの拳は余剰パーツになっていましたが、本アイテムでは脚部裏側に収納できるように配慮しています。
…つまり本体の変形に於いては余剰無し!
「テトラバスター、ゴー!!」
「スーパーミニプラ ジェットイカロス」
「スーパーミニプラ ジェットガルーダ」に装備!!
2体の発売から4年越しで、ついに!この形態まで辿り着きました!感慨深いです!
N西さん…!見てますか!
そしてDXをご存知の方は、合体方法が気になる所かと思います。
DXではテトラボーイの腰裏にあるジョイントを開き、各ロボの肩関節部に接続する形でしたが…今回は?
クリアパーツのアームを介して各ロボに固定!
これによってより遊びやすく、しっかりと保持できる仕様を目指しました。
DXに近いような肩関節の間に挟み込んだりする方法も考えましたが、カクレンジャーのツバサマルの様に両肩に挟まれるのであればまだしも、片側だけだとプロポーションバランスが崩れる事もあり今回はこの方法に落ち着きました。
さらに…!?
DX玩具なりきり遊び用グリップパーツをSMP独自解釈!
当時のDX玩具オリジナルのギミックを、イカロスとガルーダが持てるミニサイズに変更することで、グリップを握って構えるポージングも楽しめるようになりました!
「テトラバスター、ファイヤー!!」
グリップとアームを使った、イカロスとガルーダのポージング例。アームの接続位置は、テトラボーイ時の腰部分から足裏へ変更しています。
※グリップのサイズはイカロスの手首に合わせてあるので、ジェットガルーダの手ではしっかりと保持することはできません。あくまで手持ち「風」の構え方になることをご理解ください。
2パターンのアーム接続による変化を側面から比較。テトラバスターの位置が大きく移動していることが分かると思います!
またグリップパーツは紛失防止を考えて、普段はテトラボーイ時のリアスカート内側に収納できるようになっています。
…ということでやはり本体の変形に於いては余剰無し!
…では最後に、ジェットマン3大ロボの揃い踏みと行きましょう!!
ジェットイカロスより少しだけ小さいサイズ感は、DX玩具や劇中に準拠。並びのバランスも良く、3体揃えるとさらに満足感が高くなるアイテムになったと思います!
「ジェットマン ロボシリーズ」としては最終ロボということで、スーパーミニプラからSMPへとブランドを跨ぐ形でようやく完結することができました。
SMPスーパー戦隊シリーズ担当的には4年以上の長きにわたる「宿題」であり、変形自体はシンプルながら可動を仕込み、尚且つ他のロボとの連動再現の難易度は極めて高いという、悩ましいアイテムでもありましたが…ようやく立体化することができて、本当に感無量です!(完全に余談ですが、カジノの収録は色々と難しかったので予めご了承ください。)
ということで、「SMP [SHOKUGAN MODELING PROJECT] テトラボーイ」は11月20日(月)13時より、プレミアムバンダイにて受注開始です!
「鳥人戦隊ジェットマン」 SMPロボシリーズの有終の美を、ぜひその手に取ってお確かめて下さい!!
SMP [SHOKUGAN MODELING PROJECT] テトラボーイ【プレミアムバンダイ限定】
お届け日:2024年4月発送
予約開始:2023年11月20日(月) 13時~
クロス!チェンジャー!
(C)東映