バンダイ キャンディ スタッフ BLOG

バンダイの食玩・お菓子・食品etc… “バンダイ キャンディ”の開発スタッフによる公式ブログです。開発担当者が交代で更新予定です。      ※このページでは、記載内容・商品等に関するお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

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【SMPクラッシュギア】全マシン紹介(後編)

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SMPクラッシュギア担当のJIN(ジン)です。

本記事は「SMP[SHOKUGAN MODELING PROJECT]クラッシュギア」の紹介です。

【後編】なので、【前編】を未読の方はこちらから(↓)

 

bandaicandy.hateblo.jp

 

 

下の写真は、開発資料として中古書店で購入した「クラッシュギア 公式カスタマイズブック」です。

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脳の片隅に眠っていた長期記憶が一瞬で甦る、ギアファイターにとっての聖典のような2冊となっていました。

 

参考までに数ページご紹介します。

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ビリヤード型クラッシュギア!!!あった!あった! 変形して玉になるヤツ!!

 

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飛将角!!!あった!!天才棋士がギアファイトやる世界ってすごい

…といった具合に、ギアファイター涙腺崩壊必須の内容となっています。

 

ちなみに本の冒頭には、特典として「ガルダフェニックス特製プレミアシール」が付属。

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一部のシールだけが選ばれて使用されているようでして、この本の元の所有者のこだわりが垣間見えます。

顔も知らない彼に、『SMPクラッシュギア』の情報が届いてくれたらいいな、と思います!

 

さて、2日連続の更新となりましたが、全マシン紹介【後編】ということで、

SMP [SHOKUGAN MODELING PROJECT] クラッシュギア BATTLE1-EX2 鎧輝&ディノスパルタン&轟月セット

より、さっそく3機体を紹介していきます!

 

■鎧輝

「炎」と「氷」、2つの属性を持つ、万願寺タケシの愛機。コウヤの前に立ちふさがる強力な機体です。

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サイドビュー。全長はなんと約180mmあります。

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ガルダイーグルと並べてみると、そのボリュームに驚きます。

鋼鉄製のこれを投げまくっていたら、それは万願寺タケシさんも手首を骨折してしまうだろうな…と納得です。

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開発をサポートしてくれているメンバー(M永さん)が幼少期に遊んでいた「鎧輝(玩具版)」を実家から持ってきてくれまして、新旧並び立ちも実現しました。

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玩具版が、たった1パーツでちゃんと「鎧輝」を造形表現しているのも本当にすごいことですが、SMP版も負けません! 

以下のように細かいパーツ分割で、劇中CGの再現を目指しました。

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M永さんが持っていた鎧輝の、両サイドの宝玉。小学生だった彼は、オレンジのマジックペンでがんばって塗って、完成度UPを目指したようです。かわいい。

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SMPでは、宝玉を爪が支えるような構造を、パーツ分割+差し込みで再現。マジックペンの出番はありません。当時のM永少年が見たら目をキラキラさせることでしょう…!

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リアビューもかなりブラッシュアップされています。

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玩具版では安全性の制約からコンパクトにまとまっているリアウェポンも、SMPでは容赦なく殺意あふれる形状に。

 

そして『鎧輝』といえば、設定上は「世界初の可変ギア」。VT(Variable Transmuting)シャーシという新機構で、重心の位置を4段階にチェンジすることができます。SMP版でも完全再現。

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なおVTシャーシの電池ボックスの外寸は、ノーマルシャーシとぴったり合わせています。なので、ノーマルシャーシのギアたちのボディを搭載することも、無改造で可能!

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 カスタマイズの幅が広がります!

 

■轟月

 続いて2台目は、「氷」の属性をもつ、鎧輝の前の万願寺タケシの愛機。リアルサイズでは、初の立体化です。万願寺ファンからすると、20年越しの悲願。

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正面から見るとよりわかりやすいのですが、東洋の甲冑のような意匠が随所にちりばめられています。

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今になってやっとわかりましたが、この2台は『西洋の騎士VS東洋の武士』だったんですねー… 深い…!

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サイドビュー。もともと玩具化の予定がなかったからなのか、かなりカラフルな機体ですので、ホイールも含め、細かいデザインはシールでの再現となっています。

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ボディの分割。銀+黒+金の三色のプラ成形色を使用しています。

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 『轟月』に関しては、資料もそこまでなかったため、劇中CGと玩具版「轟月零式」を参考に、試行錯誤しながら作り上げました。 

 

■ディノスパルタン

最後は、「炎」の属性を持つ、キョウスケの愛機。

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シンプルなボディは、パッと見ると1パーツで構成できそうですが、4パーツに分割し、ディティールを追求しています。

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サイドビュー。パーツ分割のおかげで、横から見た爬虫類のようなフォルムもしっかり再現。

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ディノスパルタンはぜひ玩具版とSMP版を並べてお見せしたいのですが、残念ながら今手元にないので、当時の宣伝写真をご覧ください。

バンダイ公式サイト | ディノスパルタン | 商品情報

 上記のように、玩具版はウェポンのスピンソー(=ノコギリ)が銀色。

かつスピンソー側面から、ギミック用のギザギザ(歯車の歯)が見えているような構造でした。

小学生でも組み立てられるようなシンプルな構造ですばらしいのですが、SMPでは独自ギミックに調整を行いました。

 

 

分解したウェポンがこちら。

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 ウェポン内に、緑の小さな歯車2枚を追加することで、玩具版で側面から見えてしまっていた「スピンソー側面のギザギザ」をカット。色もゴールドに。

さらに、当時は構造上オミットされていた「削りだし風の穴」を貫通させることに成功しています。

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なお、今回6台のマシンを「各3種」のセットに分ける際、トビタクラブの一員であるディノスパルタンが、鎧輝&轟月側になった理由がまさにこの「スピンソー」。

 

同じ色のプラ素材を使う場合、同じセットにまとめたほうが、生産効率が上がります。(鎧輝たちのゴールドと、ディノスパルタンのゴールドを、一緒にショットしてしまえるため。)

その分、クオリティにコストを全振りできるのです。 

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本日紹介した3機体のご予約は、プレミアムバンダイでしたら以下(↓)より!

12月に店頭での一般販売もありますが、確実に入手いただくためには予約がオススメです。

 

 

2日連続で長々とした記事を読んでくださり本当にありがとうございました。

発売は12月予定ですので、一足早いクリスマスプレゼントとして、ぜひご検討ください。私は今年のクリスマスイブは、こいつらと一緒に楽しく過ごすつもりです…

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最後に。

 

ここまで読んでくださったお礼に、会社には説明もそこそこにバリバリ進めている「ガルダフェニックス」の原型を初公開させていただきましょう…。

 

ホビージャパンさんの誌面でデータだけ掲載したことはありますが、原型自体は初公開になります。(※監修中の画像ですので、大きく変更となる可能性があります。ご了承ください!)

 

26話「誕生!ガルダフェニックス!」の熱い会話とともにどうぞ。

ネタバレ注意なので、読みたくない方はブラウザバックでお願いします!

 

 

 

「それじゃあこのギアは…」 

 

「そう。このギアは真理野ユウヤが作ったガルダイーグルそのものなんだ。」

 

「ガルダイーグルそのもの?」


「ああ。だからこれはオレのギアなんかじゃない。ガルダの名を継ぐのは、お前しかいないんだ。」

 

「ごめんよ兄貴… オレはこのギアに名前すら付けていなかったんだ… お前の名は…」

 

「いっけぇ!!ガルダフェニックス!!」

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「!? ボディに色が…!」

…つくのはさすがにもう少し先なので、お待ちください。

 

ガルダイーグルとガルダフェニックスの2ショット! 幸せ!

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先ほどの「鎧輝(玩具版)」を提供してくれたM永さんが持っていた「ガルダフェニックス(玩具版/パーツ欠品あり)」とも2ショット! どちらも最高です。

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玩具版ガルダフェニックスでは、ホイールウェポンが M永少年の手によって黄色のマジックペンで塗られています。かわいい。

SMP版ではしっかりゴールドでパーツ分けされる予定なので、マジックペンの出番はなさそうです。

 

 

この『ガルダフェニックス』も含め、以降どのような商品展開にできるか、まだまだ決まり切っていないところも多いです。

そこで皆様に

(1)SMPクラッシュギア 第1弾のご予約

(2)『バンダイキャンディ公式twitter』のクラッシュギア関連の投稿の拡散

という応援を頂くことで、よりすばらしいクオリティでの商品化を追求していきたいです。

 引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

■次回予告

担当JINはしばらく企画検討のターンに入るので、次の記事まで時間が空いてしまいそうらしい!?

でも、企画が進展したら、すぐに情報を発信していくぞ!!

夢はでっかく、世界チャンピオンだ!!

 

 

 

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 (C)サンライズ