急遽情報を公開した「スーパーミニプラ 真(チェンジ!!)ゲッターロボVol.1」
サイズは‥?
ラインナップは‥?
色々な情報が錯綜しておりますので、設計担当の方々へのインタビューを交えながら2回にわたって詳細を公開していきます!
設計担当:原型師 小野田さん
ディレクション:(有)アーミック 柳沢さん
*以下 小野田:O 柳沢:Y でお送ります
小野田さん
【Q:なぜOVA版での商品化なのか?】
Y:「SMP機甲界ガリアン」の商品化実績を受けて、合体変形仕様がなくても成り立つということが分かったので、次は「ミニサイズ」「多数の種類をコレクションできる」というキーワードを基軸に作品を検討しました。
Y:その中でいきついた「真ゲッター」は幅広い層からの支持を得ており、多数登場するロボの中でも「ドラゴン」「ライガー」のように商品化実績の少ないものもいるので、そこまでをもコレクションできるシリーズを作ろう!と考えたのが始まりです。
目標は全10種!です。
O:過去発売された商品はアレンジが入ったものが多いですよね。
Y:様々な解釈の違いに基づくアレンジの入った商品は多かったのですが、「寸胴で太い」「デザインはシンプル」「古いけどカッコイイ」という「ゲッター」ならではの格好良さを今回の商品では再現しています。
【Q:サイズの決め手は?】
Y:「巨神ゴーグ」「機甲界ガリアン」が全高約12~13cmという基準をもとに、どのサイズであれば可動フィギュアとして“再現度”があるか検討したときに「ザンボエース」の実績がありました。
Y:ザンボエースのサイズに合わせると本作品のロボは「顔が非常に小さい」という難点があったので、顔の再現ができるサイズを落としどころにしました。「ザンボエース」並みの可動域を目指し、関節を動かせる最小サイズまで落としこんだ結果「ゲッター1の額の高さまで」で約10cmになりました。
この後展開する「真ゲッター」でサイズが大きくなり、
多少価格にも影響があるのでシリーズの継続は皆さんの応援にかかっています!笑
【Q:設計時のこだわりポイントを教えてください】
O:サイズが小さいので可動機構を入れる方法が限られてくるため、軸位置を慎重に検証しながら進めました。設計を細かくしていくのは簡単なのですが「シンプル」且つ「よく動く」という域に到達するのはなかなか難しいんです。
O:可動の追求=外観のトレードオフなので「必要な可動の再現」「余分なパーツ構成の削減」を考えながら、ストレスのない可動を目指して設計しています。
CHECKポイント①
★ 股関節は脚を動かそうとすれば、勝手に引き出されるような可動機構にしています
CHECKポイント②
★ 腰部分に可動がない分、胸の中に引き起こし式の可動機構を取り入れてアクションできるようにしています
Y:Oさんは細かい指定なしでも可動機構を取り込んできてくれる頼もしい設計者です
O:最終の姿を想像し、購入をしてくださった方にとって優しい仕様にしたい‥それが目標です
【Q:今後の展開について…】
Y:目標の全10種の詳細はご想像にお任せします(笑)
販売方法や順番についてはまず「続けられる」ことを前提に展開していきます。1弾は定番の3種、2弾は人気機体の3種を予定・・・そのあとは大いに盛り上がっていくことを信じさらにボリュームのある機体へと展開していくつもりです!
【Q:今後つくっていきたいものは?】
Y:このサイズ感でロボをどんどん並べていきたいなぁ…
O:デザインが細かくなると再現度が難しくなっていきますよ(汗)
Y:昭和作品までなのかなぁ…
O:近しいフォルムでいくと鉄人とか、マジンガーとかですけど色々チャレンジは続けたいですね!
前編はここまで。
まだまだ書き足りない各機体にこめられたギミックの詳細、2弾のネタばらしも含めて【後編】は週明け公開予定です!
発売は2018年9月を予定。
全国量販店の菓子売場等でも購入できます!
担当:TA
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会