こんにちは。宇宙戦隊キュウレンジャーの食玩開発担当・N岸です。明日11/7(火)は、メタリックなプラ素材をふんだんに使用したミニプラ特別弾、キュータマ合体シリーズSP02 グリスターインジェクションver.の発売日です! 商品仕様から開発秘話まで、こまかく紹介させていただきます!
※以下のリンク先には第1弾(SP01)の記事がありますので、未読の方は、ぜひ読んでみてください!
煌めくメタリックカラ―!「ミニプラ キュウレンオー」の特別版が登場!! - バンダイ キャンディ スタッフ BLOG
【パッケージとラインナップ】
右側が本日発売のSP02、左側は6月に発売済みのSP01です。きらめくギガントホウオーや、キャッチコピーの「煌めくメタリック。」が目印です。
今回のSP02では、全10種のラインナップでギガントホウオー(+ホウオウべース)、リュウボイジャー、コグマボイジャー&オオグマボイジャーを収録。SP02が発売できたことで、SP01と組み合わせることでメタリックカラーのキュータマジンを完成させることができます! 鈍く光るメタリックカラーによって、すごく重厚に仕上がっていますので、後ほどご紹介いたします!
ちなみに、ミニプラの箱のデザインは、メインビジュアルこそ共通ですが、「ギガントホウオー(1~6)・リュウボイジャー(7~9)・コグマボイジャー&オオグマボイジャー(10)でロゴを変えています。
いつものように1のパッケージデザインだけだと、売場で「あれ?ギガントホウオーしかない!」と混乱される方もいるかも、と思ったので、せめてロゴだけでもわかりやすくなるようにデザイナーさんにがんばってもらいました。特定のラインナップをお探しの際は、今回はロゴも目印にしていただければと思います。
【1~6.ギガントホウオー】
1~6を合体させることで、ホウオウボイジャー、ホウオウステーション、ホウオウベースが完成します。 通常版からの変化を見ていただくべく、通常版とグリスターインジェクションver.並べてご紹介します。
まずはホウオウボイジャー。(左が通常版、右がグリスターインジェクションver.です)
ボディの大半を占めるホワイトの部分は、パール素材を加えたホワイトにアレンジしました。当たった光を反射して淡くキラキラするので、高級感があります。(写真ではどうしてもきれいな反射光を表現できなかったので、ぜひ実物を手に取ってみてください…!)
続いてホウオウステーション。レッドの色は、通常版より重々しいワインレッドに近い色を選びました。この重さが、ギガントホウオーやキュータマジンにしたときにすごくいい仕事をするので、そこは後ほどの写真で…。
※撮影用の台座は付属しません。
■ホウオウベース
キュータマジンになったときに、脚部のパーツとして重要な役割を果たすホウオウベース。通常版のような黒っぽい色だとメタリック感がそこまで出ないため、あえてガンメタ系のグレーにしています。
■カモンザドッキング!
ホウオウボイジャーとホウオウステーションで、ギガントホウオーが完成!
ちょっとこまかいですが、じつはシールにも修正を入れています。腰や足まわりのファイヤーパターン(炎の模様)にご注目ください。通常版では、ファイヤーパターンの周りに白いフチや余白をつけて「できるかぎり貼りやすいシール」を意識していました。が、今回は特別版ということで、ほぼファイヤーパターンの輪郭線通りにきれいにカットし、「できるかぎりメタリック素材を邪魔しないシール」にしてみました。ほそい部分がちぎれないように注意していただきつつ、かっこよく貼っていただければと思います!
【7~9.リュウボイジャー、10.コグマボイジャー&オオグマボイジャー 】
7~9を合体させることでリュウボイジャーが、10単体でコグマボイジャー&オオグマボイジャーが完成します。
まずはリュウボイジャー。
金色のリュウヘルム(兜)、紫色のリュウスケイル(鱗)の色を大きく変え、劇中のCGにより近いカラーリングにすることができました。とくに紫色はなかなか色が決まらず、この色を調整するためだけに、4回ほど工場に試作を作ってもらっています。そのせいで商品の進行が1か月ほどストップしてしまい、発売延期になる可能性すらありました…。
第1弾のSP01キュウレンオーでも、なかなかうまくメタリック感が出ないカラーというのがあったのですが、今回の紫色もまさにそれでした。紫自体がビビッドな色なので、メタリック系の素材を混ぜても、思ったように光ってくれません。
こういった場合、工場とのやりとりでは「どんな色にしたいのか」というイメージを具体的に共有するのが非常に大事なのですが、今回はほかの玩具に使われていたメタリックパープルのパーツをいくつかサンプルとして送り、目指す色を作成してもらいました。結果、非常にきれいな成形色が実現できましたので、ぜひ商品を見てもらえるとうれしいです。
(ちなみに、色の参考にしたサンプルのなかには、ここ最近発売された別シリーズの食玩のとあるパーツも含まれていたりします。今回のリュウボイジャーの色を見て、もしやこれか⁉とピンときた方、相当なスーパーヒーロータイム愛をお持ちです…!!)
■コグマボイジャー&オオグマボイジャー
水色×グレーだった配色が、ブルーメタリック×ガンメタリックに。こちらもリュウボイジャー同様、劇中のCGに非常に近いカラーリングを目指しました。
■セイザドッキング !
6月に発売済みのSP01収録「サソリボイジャー」と組み合わせることで、メタリックカラーのリュウテイオーが完成。なかなかよい色にならなくて悩まされた苦労が一瞬で吹き飛ぶような、圧倒的なメタリック感を実現できたのではと思っています!
【キュータマ】
ギガントホウオー&リュウテイオーの紹介も終え、ついにキュータマジン!…といきたいところですが、ひとつだけ。SP01で好評いただいた、キュータマコクピット内部の追加パーツは、今回も健在です!
3人のヒーローの特徴を、金型の掘削加工で実現できる限界まで挑んで再現しました。
【スーパーカモンザドッキング!】
最後は、SP01とSP02の全20種類をそろえることで完成する、圧倒的迫力のキュータマジン! 面積の大部分を占めるガンメタパーツによって、機体の各所についたキュータマのクリアパーツがより鮮明に浮かび上がります。
※画像はエフェクト加工したイメージです。
ミニプラにとって、キュウレンジャーで初めての試みとなった「グリスターインジェクションver.」でしたが、このキュータマジンが完成してみて、あらためて「進化し続けるミニプラ」をユーザーの皆様に体感していただくことができるのではないか、と感じました。ぜひゲットしていただき、遊びたおしていただきたいです!
遊んだあとは、以下のURLのアンケートフォームより、ご意見・ご感想をぜひご投稿ください。商品の参考にし、さらなる良い食玩づくりに活かさせて頂きます!
バンダイ キャンディ メンバーズ(※登録なしでもご回答いただけます)
次回は、11月下旬に発売が迫る「ミニプラ07」の発売前レビューを更新いたします! すでに「スーパー戦隊食玩ポータル」にも情報がアップされておりますが、敵勢力のモライマーズロボ&シーザーことシシボイジャーが収録される、最高に熱い最終弾となっております。
引き続きキュウレンジャー食玩をよろしくお願いいたします!!
担当:N岸
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