このブログではすっかりおなじみ(?)の「スーパーミニプラ ザブングル」を担当しているhiroです。
実は、最近 個人的に脅威に感じている商品があるのです。
それは、来週2月23日に発売を控えている「ミニプラ ジュウオウキング」。
この商品の完成度が、これまでの「ミニプラ」の域を超えているのでは?
と肌で感じており、同じ食玩キット担当として実に気になる存在。
"これは自らの手で その出来を確かめねばならない!"
と思い至り
・・・というか、番組見てテンション上がって、
早く遊びたくってウズウズする気持ちを抑えきれず、
こっそり担当N西くんのサンプルを拝借し・・・
存分に楽しませてもらうことにしました!
(N西くん、レビューするから許してね)
では早速、レビュースタート!
遂に放映が始まった、スーパー戦隊40作品目「動物戦隊ジュウオウジャー」
そのミニプラ第1弾「ミニプラ ジュウオウキング」!
食玩「ミニプラ」シリーズは、低価格で劇中の変形合体を再現するだけでなく、スタイル・可動まで追求したコダワリのシリーズですが、
今回の「ミニプラ ジュウオウキング」は、更に "1段上の進化を遂げた" 必見の商品となっている模様!
勢い余ってたくさん写真を撮ってしまったので、
前・後編2回に渡って 進化した「ミニプラ 」に迫ります。
◆パッケージ
まずは、箱から
昨年までは劇中写真が使用されていましたが、今回は商品そのものの写真が目印!
ラインナップは全5種 各350円(税抜)
◆多色のランナー群
箱を開けるとランナー状態の各パーツがお目見え!
今回注目のポイントは、この「成形色の多彩さ」!
近年の「ミニプラ」は、1箱あたりの成形色が1~2色(ごく稀に3色)で構成され、
足りない色はシールで再現していましたが、今回のジュウオウキングでは
1箱最大4色までの成形色を使用しており、そのまま組み上げただだけでもイメージに近い仕上がりに・・・!
▼ 昨年の、同シリーズと比較した写真(右側が今回のミニプラ)
では何故、今まで1箱についての成形色が少なかったのか?
・・・についてですが、プラキットは扱う成形色が増えることにより、
金型の成形工程が増える&箱詰めの工程管理の手数が増えます。
わずかなことのように見えつつも、低単価であることが求められる食玩においては、その小さな工程の変化がモノ作り全体に大きく影響し、1箱あたり1色増やすだけでも、低価格を実現することが困難になります。
今回は設計、生産スタッフの創意工夫により、モノの設計から生産工程に至るまでを新たにし、成形色増を実現しています。
◆素組状態
下の写真はシールを貼らないままでの組みあがり状態。
従来であればシールで再現されていた胸、膝の白部分や、脇腹、爪先の黒部分等もパーツを分けて再現。そのまま組んだだけでも、ここまでの色分けが再現されています。
素材はこれまでと同じくABS樹脂を採用。硬質でありながら弾性と耐久性も兼ね備えた素材で、キットとしての小気味いい組み立て感と、玩具として安心して遊べる頑丈さを両立しています。子供から大人まで楽しませてしまう懐の深さを持ったプラ素材です。
◆シール
更に細かい色分けは、シールで再現。
付属のシールは、貼りやすい銀ピカ仕上げのシールを使用しています。
▼前作との付属シールの比較
もともと成形色で色分けがされているため、従来のミニプラシリーズに比べ
貼らなければならないシールの枚数が抑えられています。
このことで、シールの貼り時間がぐっと減り、
今まで以上に 買ってすぐ遊べる のも今回のポイントの1つです。
また、脚部ライオンレリーフの「目シール」は2重構造で再現されており、貼りやすいだけでなく、メリハリの効いた "奥行き感" が演出されています。
◆完成! ジュウオウキング
▼シールを貼った完成状態がこちら!
シンプルなキューブモチーフだからこそ漂う質実剛健とした力強さ。
巨大建造物を見上げるが如くそそり立つ姿は、まさに戦隊ロボの王道といえる迫力!
この下からのアングルで眺めたイメージは、かつて80年代の戦隊ロボやゴールドライタンにあった "箱ロボ" のカッコよさ を再認識させてくれます。
40代的には俄然テンションが上がりますね~!
つづく「ミニプラ ジュウオウキング」レビューその2では、
キューブ形態、動物形態、変形合体、
そして気になる"可動"についてもご紹介いたします。
(c)2016 テレビ朝日・東映AG・東映