こんにちは!スーパーミニプラ担当Yです。
2連続スーパーミニプラ新情報ツイートは楽しんでもらえましたでしょうか?
「スーパーミニプラ 勇者指令ダグオン」最新画像公開!
— バンダイ キャンディ【公式】 (@candytoy_c) 2020年7月10日
皆様長らくお待たせしました。7月20日をお楽しみに!
その直前には開発ブログで先出し情報公開予定です!
(担当Y)
#ダグオン #スーパーミニプラ pic.twitter.com/F4XJCCar07
\\ コマンドインストール! //
— バンダイ キャンディ【公式】 (@candytoy_c) 2020年7月13日
『GEAR戦士電童』放送開始20周年を記念し、
スーパーミニプラ電童 商品化決定!!
7月20日に商品情報公開&受注開始!
#電童#GEAR戦士電童#スーパーミニプラ pic.twitter.com/Fhd3krAmhj
ダグオンは久しぶりの情報更新に向け、電童は20周年を記念して準備を進めていました。
たくさんのご意見、ご感想ありがとうございます!担当としてすべて目を通して今後の新商品に生かしていこうと思っております。
今回は、7月20日(月)の受注開始に向けて、
新商品情報を16日(木)、17日(金)、20日(月)の3日間に分けてお伝えしていくボリューミーな更新になっております!是非楽しんでいただけると幸いです。
と、いうことで連続ブログ更新第一弾は担当Yからこちら!!
「これが青春だ!」
「ワンダーフェスティバル2020[冬]」の記事でもお伝えしていた『勇者指令ダグオン』です!
2月9日開催のワンフェス冬(その後いろいろあってすごく遠いことのように感じられますね・・)で行われた「勇者シリーズ30周年記念トークショー」の一幕で『勇者指令ダグオン』のスーパーミニプラ商品化の報告をさせてもらいました。
ワンフェス2019夏の商品化希望アンケートでも3位という好成績を残していたダグオン。
順位のみならダグオンよりも上の『勇者特急マイトガイン』という選択肢もあったのですが、版元のサンライズ様とも話し合い、ユーザーからの期待に答えつつ、今後の展開も視野に入れた勇者シリーズ全体に向き合っていくためのチャレンジという判断で、この選定となりました。
アンケートからもわかる通りの人気ながら、当時以来あまり立体化が行われておらず、かつバンダイとしては本格的な商品展開が初となる作品に挑戦することで、今後のシリーズに対する決意表明という意味合いも込めています。
私個人としても勇者シリーズの商品化に立ち上げから携わるのはこれが初めてとなります。勇者シリーズをやるからにはスーパー戦隊ロボにも負けない変形合体ギミック、プロポーション再現など魅力に溢れたシリーズにしていきたいと思っていますので今後ともよろしくお願い致します。
N西先輩がガオガイガーで達成した主要ロボのコンプリートという偉業を引き継ぎつつ、シリーズ全作を見渡した上での「スーパーミニプラ 勇者シリーズ」の新しいスタートとという意気込みで取り組んでおりますので、ぜひ応援していただければ幸いです。
それでは紹介していきます!
※一部サフ状態の光造形品を除き、画像は全てCGです。
●ラインナップ
1.ファイヤーストラトス&ファイヤーラダー&ファイヤーレスキュー
ラインナップはGGGやスーパー戦隊でおなじみの分割方式での販売となります。
合体時に両腕の役割を担うファイヤーラダー、ファイヤーレスキューと、自称「リーダー」大堂寺炎のメインのダグビークルであるファイヤーストラストのセットです。
サイズの異なるファイヤーストラトスが2台入っていますが、これについては後ほど。
2.ファイヤージャンボA
ジャンボジェットのボディ部分。
ファイヤーダグオンでは主に上半身となる部分をまとめたセットです。
手前のファイヤーダグオンの頭部は、ガオガイガーシリーズで鉄板の商品仕様になった「見栄え用頭部」です。ファイヤージャンボ内には変形時に使用する変形用頭部も格納されていますのでご安心を。
3.ファイヤージャンボB
こちらはファイヤージャンボの格納庫部分。
ファイヤーダグオンでは主に下半身となる部分をまとめたセットです。
それに加え、伸ばした状態のファイヤーブレードと各種交換用手首が付属します。
ちなみに真ん中の手刀のように伸ばしている手首は、ファイヤーブレードを繰り出す際に敵の動きを拘束するファイヤーホールド用の手首です。※ちょっと頑張りすぎました。
今回ダグオンを商品化するにあたり、まず決めなければならなかったのがファイヤーダグオンのサイズ感でした。
スーパー戦隊シリーズでも1号ロボのサイズを統一しているように、「スーパーミニプラ 勇者シリーズ」もそれぞれの勇者ロボを一緒に並べて飾れるようにしたい!と思い、ガオガイガーをベースにファイヤーダグオンのサイズを頭頂高約145mmに決定しました。
それに伴い、ガオガイガーと同程度のサイズ感を維持しつつ、劇中や過去の玩具の変形合体を再現していく、というのが今回の開発における大きな課題となりました。
勇者シリーズの商品を作るのであれば劇中のような変形合体を楽しめるように作りたいけれども、変形合体に縛られすぎて合体時のプロポーションが悪くなる→差し替えでプロポーションを補完するパーツが増えてしまうというのもなるべく避けたい・・、頭頂高約145mmのサイズにギミックを詰め込むにはどうしたらよいか設計担当と議論を重ねました。
そして今回辿り着いた答えは、「ファイヤーストラトスをダグファイヤーへの変形・可動を再現したフルアクションモデルと、ファイヤーダグオンへ合体するための合体モデルの2種に分けて再現する。」という結論でした。
劇中では大堂寺炎がファイヤーエン、ダグファイヤー、ファイヤーダグオン、パワーダグオン、スーパーファイヤーダグオンと姿を変えて活躍するのが印象的だったかと思います。劇中の炎の活躍をスーパーミニプラで再現するためにも、変形・可動できるダグファイヤーは立体化したいと考えました。そのための必要なサイズを割り出したところ、結果としてストラトス形態で全長約80mm、ダグファイヤー形態で頭頂高約95mmのフルアクションモデルのファイヤーストラトスが仕上がりました。
前段で述べた通り、ファイヤーダグオン時の頭頂高はガオガイガーと合わせるために約145mmと決めてていたため、フルアクションモデルのファイヤーストラトスを上半身に合体させるとなると不格好になることが分かりました。そのため劇中のファイヤーラダー、ファイヤーレスキュー、ファイヤーストラトスのサイズ感を踏襲した合体用サイズのファイヤーストラトスをもう一つ作ることで、劇中のファイヤーダグオンの変形合体も楽しめつつ、かつ合体時のかっこいいプロポーションを必要最低限の追加パーツで成立させることができました。
小型ロボから大型ロボへの合体は勇者シリーズの定番ですが、毎回そのシステムは全くと言っていいほど異なるものなので、サイズ・ギミック・各ロボ形態での満足感などを考慮して、今回はこの形式を選択しました。
シリーズとしての統一感を保ちつつ、今後も各勇者ごとに最適な形の設計アプローチを行なっていきたいと考えています。
長くなりましたが各メカの紹介に移っていきましょう!
ファイヤーストラトス(フルアクションモデル)
勇者シリーズ常連の変形パトカー。
変形ギミックを再現しつつ、いかにもスピードの出そうな低い車高を実現しています。
融合合体!ダグファイヤー!!
白のパトカー形態から一点、赤をメインにしたロボへと変形。
ロボ形態もスタイリッシュかつヒロイックに仕上がっているかと思います。
この状態で頭頂高約95mm。小サイズながら変形・可動をしっかり楽しめるようになっています!
ダグファイヤーの変形工程を軽く紹介。
ボンネットが脚に、リア部分が腕になる勇者シリーズ伝統の変形ギミックが楽しめます!
設定とはやや位置が異なりますが、ファイヤーブラスターは前腕に収納可能。
腕から取り出すシーンをイメージして遊べます!
ファイヤーブラスターは両手分付属。
劇中で披露した2丁拳銃も再現できるようになっています。
前述した合体モデル、フルアクションモデルそれぞれのファイヤーストラトスのサイズ比較はこちらの通りです。
ちなみにファイヤーダグオン本体と比較するとこのようなサイズ感になります。
劇中ではファイヤーストラトスが裏返った状態でファイヤーダグオンの胸部内に格納されます。
ファイヤージャンボ
巨大特撮のように山が開いて発進する描写が素敵なファイヤージャンボ。
構造上ファイヤーダグオンそのものと言っても過言ではない部分となりますので、ギミックの大半をここに集約させています。
ビークル状態での並び。
ファイヤージャンボの存在感が凄まじいです!
ファイヤーラダー、ファイヤーレスキューは設定通り格納庫に入れておけるので、合体シークエンスの再現もバッチリです!
そして合体!
火炎合体!!ファイヤーダグオン!!!!!
差し替えなしでの変形合体を実現!
変形合体を再現した玩具としては放送当時以来かと思いますので、思う存分楽しんでいただければ嬉しいです!
合体途中をチラ見せ。ファイヤーダグオン内にはこのようにして合体モデルのファイヤーストラトスが入るようになっています。
ダグファイヤー、ファイヤーダグオンのどちらもアニメの合体バンクをほぼそのまま再現できる構造になっていますので、ブンドドが捗りますね!
また、7月22日発売予定の「月刊ホビージャパン9月号」には今回載せていない合体途中の試作品の写真も掲載していただきましたので、ぜひチェックしてみてください!!
月刊ホビージャパンさんの公式HPはこちら↓
ファイヤーダグオンのサイズは頭頂高約145mm。
プロポーションは劇中のイメージを尊重し、アニメの作画を強く意識した形に仕上げました。このあたりは既存の他社商品なども参考に、変形合体ギミックとのバランスをとりつつ調整しています。設定画と見比べてみるのも面白いかもしれませんね。
2体並んだカットがこちら。おおよその大きさがおわかりいただけるかと思います。
ガオガイガーと並べてみるとこのようになります。
良いですね・・・!
ファイヤーダグオンは背面がボリュームがあるものの、肩の高さをガオガイガーとほぼ同じサイズになるようにしています。
ファイヤーホールド!
ファイヤーブレード!!
フィニッシュ!!
一連の必殺技シークエンスもご覧の通りです!
パースの効きまくったアニメのポーズを極力再現できるよう、肩のはね上げや股関節の開きなどの各部の可動を採り入れています。
今後の合体も視野に入れ、重みに耐えられるよう胴体には頑丈な軸接続を用いていますので、存分に動かして遊べるようになっています!
他にもポージングをいくつかどうぞ!
ファイヤーブレードで切りつけに行ったり、
ファイヤースターバーンもできます!
最後はもう一度ガオガイガーと一緒に!
これがやりたかった・・!!!
ご紹介は以上になります!
「スーパーミニプラ 勇者指令ダグオン」は11月全国量販店の菓子売り場等で発売予定、7/20(月)からプレミアムバンダイほか各種通販サイト様にて予約開始となりますので、ご予約いただければ幸いです!
伝えたいことは山ほどありますが、
週明け7月20日(月)にダグオンについてもうちょっとだけ補足しますので是非見てください。
「Don't say four or five」ということで次回をお楽しみに。
明日7月17日(金)は担当Sさんから「スーパーミニプラGEAR戦士電童 開発ブログ」です。お楽しみに!!
©サンライズ