こんにちは! スーパー戦隊食玩担当のN岸です。
6/24の放送から登場している高尾ノエルによって、新たな展開に突入したルパンレンジャーVSパトレンジャー。
ノエルは初登場時から4機のVSビークルを使って活躍していますが、それらはすべて、7月23日(月)発売予定の「ミニプラ VSビークル合体シリーズ04」に一挙収録されます!!
ミニプラの2ヵ月ぶりの最新弾ということで、前後編に分けてレビューしていきます。
前編は、「VSビークル状態」のご紹介です!
■ラインナップ
今回のラインナップは全5種。すべて集めると、4機のVSビークルが完成します。
左から、エックストレインサンダー、エックストレインゴールド、エックストレインシルバー、エックストレインファイヤーです。
ちなみに、何の前触れもなく登場したこのジオラマ。ロボやマシンをよりカッコよく撮れるよう、「市街地」のイメージで作成しました。
試しに、発売中の「ミニプラVSビークル合体シリーズSP01 ルパンカイザー&パトカイザー クリアver.」も撮影してみました。
街はもちろんスケール感を劇中と合わせたので、いいかんじです!
今後、集合カットやロボのポージング写真はこの街で撮影していきます!(ジオラマ制作にご協力いただいたH様、ありがとうございました~)
話がそれてしまいましたが、続いて、各VSビークルを1機ずつ見ていきましょう!
(1)エックストレインシルバー
新幹線のような形状をした、エックストレインシルバー。
全長は約15.5cmでグッドストライカー以上ですが、1箱で完成します!
(2+3)エックストレインゴールド
エックストレインゴールドは、エックストレインシルバー以上のボリュームがあるので、2+3の組み合わせで完成します。シルバーとゴールドで色分けしています。
2と3は、ランナーの都合で以下のように分割されています。
後部車両の武装はいろいろな方向に向けることができます。
ここでちょっと裏話を…
ここまでの説明や写真でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、実は今回のミニプラ04、全5種すべてにおいて、通常のプラ素材よりグレードが高いメタリックカラーのプラ素材を採用しています。
↑ランナー状態でもわかる、メタリック感。
昨年のキュウレンジャーのミニプラをお買い求めいただいていた方は、メタリックカラーを採用した特別弾「グリスターインジェクションver.」を思い出した方も多いのではないでしょうか。
キュウレンオーの時は、10種を超えるメタリックカラー+9種類のクリアカラーを駆使したことでコストが大幅に上がってしまい、通常のミニプラより50円値上げをしての発売が限界でした。
キュウレンオーは通常版の後の特別版(=再録)だったので、ご理解いただけるという思いがあっての値上げでしたが、今回のミニプラ04はあくまでも通常版。
低年齢層のユーザーのことも考えると、「値上げしてメタリック化する」という選択肢は取るべきではないと決めました。
…が、そうは言いつつ、やはり悩みに悩みました…。
ビークル名に「ゴールド」「シルバー」と入っているのに、ミニプラは「ゴールドっぽいイエロー」や「シルバーっぽいグレー」で本当にいいのだろうか……?
いろいろ検討した結果、「成形色をゴールド&シルバーの2色に限ることで、予算をあまりオーバーせずにやれるかもしれない」という話が工場側との打ち合わせで持ち上がり、「可能性があるなら、やるしかない!」と決意しました。
エックストレインたちが、もともとそこまで色数が多いデザインではなかったことも幸いでした。
最終的に、これまでのミニプラに見劣りしないデザインの再現性は保ちつつ、納得いくメタリックカラーを採用できました。早く皆様にもこのメタリック感を堪能していただきたいです!
では、ラインナップに戻ります!
(4)エックストレインファイヤー
新幹線型のVSビークル。ルパンカイザーやパトカイザーの腕にカエマショータイムして、トレインズの状態へと強化できます。
左右のバーナーを前方に展開させることが可能。
(5)エックストレインサンダー
こちらもルパンカイザートレインズ・パトカイザートレインズへの強化に必要な、ディーゼル機関車型のVSビークル。
クロー型の排土板を展開して、アタックモードに。
■カエマショータイム
4.エックストレインサンダーと5.エックストレインファイヤーは、発売済み(別売り)のルパンカイザーやパトカイザーと合体させた姿が番組に登場しています!
まずはルパンカイザートレインズ!
ファイヤーを構えて攻撃!!
つづいて、パトカイザートレインズ!
ゴールド×メタリックブルーのクローは迫力満点!!
今回注目していただきたいのが、手首部分の構造です。
エックストレインは細長い列車がモチーフなので、手首となる部分(=車両の中間)によく動く関節を仕込むのはなかなか難しいのです。
よく動く関節を無理に仕込もうとすると、スキマができて列車らしさが失われてしまいます。
ミニプラのお家芸である「引き出し式関節」も、今回は内部構造や強度の都合で、仕込むことができませんでした…。
そこで、今回、設計担当が新たに採用してくれた工夫がこちら!
なんと、関節がボールジョイントに早変わり!
これだけで、ロボの腕にしたときの可動域がかなり広がります。たとえば、以下のような複雑なひねり方も可能です!
気になる構造ですが、じつはかなりシンプルです。以下の図のように、関節パーツが180度回転するようになっているだけ。ですが、効果は絶大でした。
2タイプのジョイントを選べる仕組みにしたことで、ロボ状態とビークル状態、どちらでも最大限のプロポーションを実現できるようになっています!
■VSビークル17種、集結!
これまで発売したミニプラ版VSビークルとともに、街のジオラマに集結させてみました!
全17機のVSビークル! ジオラマにかろうじて収まる大ボリュームでした!(今後さらにVSビークルが出てきたらどうしよう…)
今回はここまで!
次回の後編では、番組22話の予告でも登場していたエックストレイン4機のエックスガッタイムを大紹介します!
お楽しみに!
ー予告状 7月アイテムー
※今回紹介した発売済み商品は、店舗によっては取扱いのない場合もありますのでご了承ください。
担当:N岸
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