バンダイ キャンディ スタッフ BLOG

バンダイの食玩・お菓子・食品etc… “バンダイ キャンディ”の開発スタッフによる公式ブログです。開発担当者が交代で更新予定です。      ※このページでは、記載内容・商品等に関するお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

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熱き血を継ぐ黒の翼!スーパーミニプラ 超獣機神ダンクーガ ブラックウイング レビュー

こんにちは!

スーパーミニプラ担当Yです。

 

今回はプレミアムバンダイにて受注開始となりました『超獣機神ダンクーガ』シリーズの新作2を、大ボリュームの前後編に分けて紹介いたします!

 
 

 

まず紹介するのはこちら!

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今回ご紹介する試作品は彩色済のものです。実際の商品とは彩色などの仕様が異なりますがご了承頂けますと幸いです。

獣戦機隊の危機に颯爽と現れ彼らを救う謎の機体・ブラックウイング!

 

ダンクーガには『スーパーロボット大戦』で初めて触れたという方も多いと思います。特にブラックウイングは劇中同様に正体不明の味方として突如参戦してくるそしてすぐにいなくなる姿には衝撃を受けた方もいるのではないでしょうか?

名前の通り黒に染まったボディカラー、鋭角な鳥のフォルム、キザでミステリアスな金髪パイロットという3点セットはまさしく厨二の権化ともいえる仕上がりですね。どハマリしました。

そんなわけでダンクーガを企画した時には絶対にブラックウイングまで商品化するんだという目標を抱いて進めてきましたので、無事発売までこぎつけることができ喜びもひとしおです。

長くなりましたのでご紹介に移ります。

 

■ファイター形態

シャープな印象の大型戦闘機です。

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両翼には付け根に可動を設けていますので、はばたきのようなアクションを表現できるようになっています。

足先の大きなツメはもちろん、かかとの小さなツメまで可動するようになっていますので、ファイター/ヒューマノイドの両方で幅広い表情付けが可能です。

 

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飛行シーンをイメージして飾っておけるよう、専用スタンドが付属。

スタンドにはイーグルファイターを同時に飾るためのパーツも付属しますので、本編中の並んで飛行するシーンを再現できます!

 

可動の説明を交えつつ、変形を見ていきます!

 

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今回何と言っても注目していただきたいのは、脚部の可動。

ファイター形態で逆関節となる鳥脚を再現しつつ、ヒューマノイド形態で正座に近い状態までもっていけるほどの広い可動範囲を持たせています。

これを実現するのがヒザからスネにかけて仕込まれた伸縮機構。写真のように大きく引き出して動かす仕組みとなっており、スムーズに可動させることが可能となっています。

 

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ブラックウイングの機首を分割して、両腕に変形させます。

シンプルに見えてなかなか小気味よい変形をこなしますので、この部分も楽しんでいただけると嬉しいです。

 

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最後にヒューマノイド形態の頭部を取り付けます。

設計の際には完全変形も視野に入れたのですが、ヒューマノイドでのプロポーションを優先した結果、この方式を選択しています。

 

■ヒューマノイド形態

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プロポーションはアニメのイメージを大切にしつつ、過度にアレンジしすぎないよう調節しながら進めました。最終的にはシャープなイメージを保ちつつ、重厚さも感じさせるほどよいバランスに仕上げています。

 

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交換用の手首には見栄え重視で大きく造形した握り手と表情付きの平手が付属しますので、ポーズの幅が広がります。 

色分けについては成形色での再現はもちろん、エングレービングや両形態の目など細かい部分まで塗装済みですので、組み立てるだけでほぼ写真と同じ状態に仕上がります!

 

そして皆さんお待ちかね

ブラックウイングとダンクーガが一つになる時、獣を超え、人を超え、神をも超えた究極の戦士が誕生します!

 

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まずはブラックウイング側の変形。ファイター形態から胸部を合体用のジョイントに差し替え、両脚を横に開きます。

 

f:id:honkytonk1984:20191202222450j:plain※写真はブラックカラーVer.と組み合わせていますが、成形色は従来品のダンクーガに合わせた色になります。

続いてダンクーガ側も背面のパーツを取り外し、ジョイント付きのパーツに差し替えておきます。

この状態から両者を接続することで

 

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ファイナルダンクーガ完成!!!

アニメ本編には登場することなく、『スーパーロボット大戦』で初めて登場した幻の形態・ファイナルダンクーガ!

バンダイから発売される商品としては初めてこの形態の再現が可能になった瞬間であり、非常に感慨深いものがあります!

この仕様で出せて本当に幸せです・・ありがとうありがとうありがとう・・・・。

 

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この状態だとブラックウイング一体をまるまる背負うことになり、重量がとてつもないことになるので、長時間のディスプレイに耐えるようブラックウイングのスタンドをファイナルダンクーガにも使えるように設計しています。

先端のジョイントを交換しダンクーガ本体に接続する形で保持します。

下のブイの字型のパーツは付けなくても保持可能ですので、保持スタンドはなるべく見せたくない・・という方は使わなくても良いかと思います。

 

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ファイナル断空砲!!!

ファイナルダンクーガ究極の武装も、もちろん再現!

ブラックウイングの機種を開き、砲門パーツを取り付けて再現します。

本当最高ですね・・・。

 

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細かい仕様ですがブラックウイング側のジョイントパーツには可動軸があり、取り付け角度を調節できるようになっています。写真のように力の入った発射ポーズが決まります!

前出のスタンドは取り付け位置が3箇所で調節できるようになっているので、このポーズに合わせた位置で飾ることも可能です。

 

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セット内容はご覧の通りです。

 

 

また、9月商品の「スーパーミニプラ 超獣機神ダンクーガ」で多くの方から御意見を頂きましたパーツ篏合について、本商品ではブラッシュアップしたい・・!ということで開発を進めております。

ダンクーガはPSオンリーの素材構成だったため、クリアランスが非常にタイトになってしまいました。PSは塗装ができる、というのがの良いポイントなのですが、ダンクーガという非常に入り組んだ合体機構を併せ持つメカを再現するには難しくなってしまった点もあるかと思います。

 

その反省も踏まえ、今回のブラックウイングではPS・ABSの素材併用にすることにしました。関節を中心とした可動が入る箇所にはなるべくABSを使用してガシッと遊んでも壊れない商品、として開発進行してまいりたいと思っています。

皆様の声をいただきながらより良い商品を作ってまいりたいと思いますので、どしどしご意見を頂けると幸いです!

引き続きよろしくお願いします!

 

 

ブラックウイングの紹介は以上となります。

後編では同時受注中の「超獣機神ダンクーガ ブラックカラーver.をご紹介いたしますので、そちらも引き続きよろしくお願いします!