皆さま、こんにちは!
スーパー戦隊食玩担当のもろ太です!
残念ながら本日の『機界戦隊ゼンカイジャー』はお休みでしたが、
本日は2020年に立ち上げたスーパー戦隊のハイターゲット向け可動フィギュアブランド
SHODO SUPERについてご紹介しようと思い、ブログをお届けします!
プレミアムバンダイ限定で展開するシリーズとなりますのでまだまだご存知の無い方もいらっしゃると思いますので改めて、どんな商品なのか?どんなこだわりがあるのか?を踏まえて本シリーズの魅力をご紹介したいと思います!
題して、SHODO SUPER 徹底紹介!!!
初公開情報もあるので是非、最後までご覧いただけると嬉しいです。
◆SHODO SUPERとは?
レジェンドスーパー戦隊に焦点をあてた、ハイターゲット向け可動フィギュアで食玩の可動フィギュアシリーズ「SHODO」の派生ブランドです。
全高約10.5cmで既存のSHODO仮面ライダーシリーズと同等のサイズにしており、販売方法はプレミアムバンダイ限定となります。
◆立ち上げ経緯
SHODO SUPERプロジェクトが発足した経緯は旧スーパーミニプラ(現SMP[SHOKUGAN MODELING PROJECT])で展開するスーパー戦隊ロボとの共同展開による「更なるキャラクターの世界観への没入!」を目的としてロボ商品と対をなす商品として企画が立ち上がりました。
過去、バンダイから発売される様々なブランドでスーパー戦隊のフィギュアが展開されてきましたが、単体でヒーローが成り立つ仮面ライダーやウルトラマンシリーズと比較して複数人で戦うことが魅力のスーパー戦隊シリーズは商品化の難易度が高いカテゴリとされてきました。
食玩では元々旧スーパーミニプラ(現SMP)から既にレジェンドスーパー戦隊商品をご購入いただいているお客様も多く、立ち上げから皆様に支えていただき今日まで商品化を継続することができています!
さて、そんなこんなで生まれたSHODO SUPERですが、商品自体にどんな魅力があるのか?5つの魅力に分けて、丁寧にご紹介したいと思います!
◆魅力1|造形
仮面ライダーシリーズと異なり、スーパー戦隊は全身アーマーなどは特になく、衣装のデザイン自体に個性があることが特徴です。
SHODO SUPERでは戦隊の特徴である衣装による質感の違いを感じてもらえるように造形を工夫しています。
腕やモモにはところどころにシワを造形してメイン素材となる布の柔らかさを表現しています。
ブーツやグローブは固い素材感が伝わるようにシワの折れ方も少し強めに出しています。
さらに劇中で後ろから見て取れる衣装の継ぎ目もしっかり造形しています。
さらに、頭部はフル彩色を施すことで光沢感を演出し、布とメットの質感の違いを表現しています。
また、既存のお子さま向けシリーズ勇動では強度や安全性の都合でいろいろ付け加えている余計なものも無く、素直にキャラクターの造形を楽しめるようになっています。
↓↓勇動シリーズの頭部でたまに見かけるいろいろな理由でついているもの
↓↓SHODO SUPERシリーズの造形
足の後ろや股関節なども切り欠きや肉抜きがありません。
◆魅力2|彩色
SHODO SUPERでは、各キャラクターは基本的にフル彩色!オミットなし!のコンセプトでめちゃくちゃ塗っています!(一部の例外はあります、詳細後述)
という訳でここで、初公開新情報その1!
1月にお届け予定の「SHODO SUPER 百獣戦隊ガオレンジャー」の最終工場サンプルがちょうど届いたのでそちらを初公開!しながらご紹介します!
↓↓まずは正面からの彩色
胸のタスキやガオレンジャー個々人異なる百獣のマークもタンポ印刷と呼ばれる彩色手法で丁寧に再現!
胸のタスキの黒いラインの本数も個々人異なりますが一人一人、1本1本塗っています。
これは・・・泣けました笑(コスト的な意味で)
ボディのところどころに施される黒と金状の帯もすべて彩色!
ガオブルーのバイザーの周りに装飾された「サメの牙」や小さい点のような「サメの目」、ほんの少し入っている「口元の白いライン」だって、彩色!
実はサメの牙は開発当時、細かすぎて工場で彩色できないかも・・・という懸念がありましたが何度か検証を行い、実現することができました。
ガオシルバーなんて、シルバーの成形色に右腕全部や細かいボディの意匠まで
すべて紺色で彩色で仕上げています。(さらにコスト泣かせな子でした・・・)
赤い矢印は金色のタスキの横に更に紺色で追加塗装しています。
そして、なかなか映らない背面も・・・黒いラインまで全部塗ってます。
背面についても、基本はオミットせず、全身全面丁寧にキャラクターを表現しています。
もちろん例外はあります!
例えば「SHODO SUPER超電子バイオマン」ではグローブとブーツ、ベルトには彩色ではなく、銀色のシールで表現しています。
これは劇中のスーツの印象を忠実に再現する為に、
彩色によるマットな質感ではなく、銀のホイルシールでギラギラした光沢に仕上げたかったための対応です。
それ以外はボディの全身にかかるラインや胸の細かい電子っぽい意匠もすべて彩色で仕上げています。
バイオマンの胸は生産効率上、一度すべてを白で塗った後、エリ元はわざわざ成形色と同じ色で上から塗り直す離れ業を行っています。
再現性によってシールを選択したり、あまりに細かすぎて工場で塗り分けできない場所はやむを得ずオミットしたり、シールにしたりしています。
基本方針は変えずに、状況に応じて最大限魅力的な商品に仕上げています。
◆魅力3|可動
“掌(てのひら)”サイズで“動”く「SHODO」ブランドの名にふさわしいふんだんな可動機構を搭載しています。
↓↓上半身
ポイントは胸と腹が別パーツで構成している為、微妙に反ったり、かがんだりといった繊細な表情をつけることができます。
↓↓腕と頭部
オレンジの部分、肩の付け根はボールジョイントだけでなく、軸可動も搭載しているので肩を前後に動かすことができます。
ゴーゴーファイブでは敬礼のポーズを取らせるために、前弾のサンバルカンより腕を下におろせるよう可動範囲を増やしたり、キャラクターの特性に合わせて弾ごとに微妙に可動範囲を調整しています。
↓↓下半身
下半身最大のポイントは造形と可動を両立させる股関節の引き出し機構です。(オレンジの部分)
素立ちの状態では股関節は中に入ったまま、全体のスーツの造形が途切れないように設計しています。
そして、大きくアクションを取らせるときは、股関節を引き出すことでパーツの干渉を避けて大きく足を可動させることができます。
この機構によって、キャラクターたちは造形を保ちつつ、劇中さながらの動きが可能です!
◆魅力4|軟質パーツ
頭部と交換用手首には軟質パーツを採用しています。
それぞれにメリットがあります。
↓↓頭部
パーツを前後に分割する必要が無いので純粋にヘルメット上の造形がキレイです。
↓↓手首
武器を持たせるときに、勇動などではピンジョイントで穴の開いた拳に取り付ける方法を取ります。
一方、SHODO SUPERでは、軟質パーツで手首を造形することで自然な手の形のまま、柄まで忠実に造形された武器パーツを握らせることができます。
女性素体のスカートも軟質パーツで再現しています。
しれっと女性素体の登場!ガオホワイト!
造形で紹介しようと思いましたが、あえてこちらで紹介します。
女性キャラは体格に合わせて、専用素体で造形しています!
軟質素材によってスカートの柔らかい質感や、可動の時にすこし形が変わるので可動の干渉を避けて自然なポーズを取らせることができます!
◆魅力5|オプションパーツ
キャラクター本体とは別で、豊富なオプションパーツも付属します!
オプションパーツは一部彩色あったりなかったり、基本はシールがメインでの再現となります。(その分、キャラクターに彩色コスト全力全開です!)
例えば「バイオマン」では、1商品当たりになんとこれだけのパーツが付属します!
全メンバーのセット、ということで劇中を最大限楽しめるように
限られた金型のスペースが許す限り!できるだけたくさん付属しようと決めています。
↓↓交換用手首も人数分集まるとこの通り
ホルスターも「武器収納状態」と「武器無し状態」で場面に合わせて付け替えられるように人数分付属しています。
武器も通常版と発光版で刀身を彩色したものをもう1セット付属したりも・・・
全員の力を終結させる合体攻撃シーンが再現できる武器が付属する商品も!
さて、ここで開発裏話です。
武器(固い素材)パーツにせよ、手首(軟質素材)パーツせよ、多かれ少なかれ付属品を収録する限りはコストをかけて新規で金型を作ることになります。
金型のサイズは工場によってある程度決まっていますので最大限パーツを配置しないとむしろもったいない!ということでコスト的には苦しいのですが、パーツ配置時に無理やりにでも隙間を作って最大限のパーツを配置できるようにやりくりしています!
ということで企画を出す際はいつも気合を入れて作品を見直しながら付属品を考えたりしています!(このキャラクターに向き合っている時間が実はすごく楽しかったり・・・笑)
作品によって、あの最終回だけ出たやつ・・・!とか、ギャグみたいに登場して1回しか使わなかったやつ・・・!とか、気持ちは全部つけたい!つもりでいますが登場する武器やモードチェンジが豊富すぎる場合は金型の残されたスペース等の都合で泣く泣く収録を見送っています。
という訳で!既存シリーズやお届け間近のガオレンジャー最新画像を使ってのSHODO SUPERの5大魅力でした!
◆展開シリーズ
さて、ここまでSHODO SUPERの魅力についてご紹介しましたが、過去SHODO SUPERで展開した商品はこのスーパー戦隊たちです!
※プレミアムバンダイ限定商品の為、現在はすべて販売を終了しています。
2020年2月 第1弾 太陽戦隊サンバルカン
2020年9月 第2弾 救急戦隊ゴーゴーファイブ
2021年7月 第4弾 超電子バイオマン
2022年1月 第5弾 百獣戦隊ガオレンジャー
というわけでガオレンジャーをご予約済の方はお届けを楽しみにもうしばしお待ちください!!
すべて、当時新商品となるSMPと連動して立体化しています。
その恩恵でバイオハンター・シルバという敵キャラの立体化、という派生弾も誕生しました!
2021年4月 第3弾 バイオハンター・シルバ
貴重なシルバの可動フィギュアを立体化できて、大変大きな反響をいただきました。一緒にSMPバルジオンの企画を考えてくれたYさんに感謝!
◆ジュウレンジャー トライ品初公開!
そして、SHODO SUPERは次のステージに!
それは、SHODOSUPER立ち上げ以前に商品化されたSMP戦隊ロボの作品キャラの立体化です。その記念すべき初の弾となるのが、現在絶賛予約受付中の「SHODO SUPER 恐竜戦隊ジュウレンジャー」!
これが、初公開新情報その2!
ジュウレンジャーの予約受付中に工場からの最新試作が間に合いました!初公開します!
※画像は開発中のサンプルのため、彩色はされていません。
ティラノレンジャー ゲキ!
※ティラノレンジャーだけ胸の白は後で説明が必要なところなのでもろ太が自分で塗りました。(意味深)
基本は各キャラクターボディはパーソナルカラーの成形色、軟質パーツは白成形色、頭部はすべて彩色で立体化予定です!
マンモスレンジャー ゴウシ!
黒い戦士は重厚感が出ていいですね!マンモスの細かい鼻筋もしっかり造形されています。
トリケラレンジャー ダン!
戦隊作品によって、一番色味が違うのが実は青だと思っています(真っ青だったり、水色だったり、少し紫だったり)
何回も悩んで、色味を調整してトリケラレンジャーはこの色味で進行予定!
タイガーレンジャー ボーイ!
サーベルタイガーの下に猫の口元っぽいわずかな線上のミゾ、切れ長の眼もしっかり造形!
プテラレンジャー メイ!
ジュウレンジャーで唯一の女性素体+スカートには軟質パーツを採用!
スカートは他の戦隊ではあまり見られない真ん中がすこしとがった形のスカートをしています。
ドラゴンレンジャー ブライ!
スーパー戦隊シリーズ初の追加戦士。ドラゴンレンジャー!
ドラゴンアーマーは成形色はこれから決めます。なぜならば何色になろうとすべて金色で彩色するからです!
イメージが伝わりやすいので今回は黄色で組み立てました。
前腕やスネだけでなく、ホルスターもブライの為だけの専用造形
そして・・・
SHODO SUPER初!アーマー換装ギミック!
芸コマですが、男性素体の胸パーツはなんと別パーツ!取れます!
この胸の機構を利用してドラゴンアーマーをティラノレンジャーに換装することができます!
※胸のパネルはティラノレンジャーのものをつけることができます。
こうして・・・
※クリアランスがギリギリなので肩のボールジョイントをいじりながら慎重に・・・アーマーを装着!
胸のパーツを取り付けて・・・アーマーをロック!
アームドティラノレンジャー!
今まで換装ギミックが無かったのは単純にそういう作品を立体化してこなかったことと、全高10cmのフィギュアでは機構やパーツがものすごく小さくなってしまうのですが今回、検証を重ねて何とか実現することができました!
レンジャーアームレットが付いた赤成形色の上腕パーツも付属します!
ブライから譲り受けた「獣奏剣つきのホルスター」もレンジャースティックと反対側に装備できるように設計してあります。
完成して、彩色されるとこんなイメージになります!
※ジュウレンジャーはバックルのみ、シールでの再現となります。
という訳で!最新作「SHODO SUPER 恐竜戦隊ジュウレンジャー」は
予約締切が11/15(月)23時と間近に迫っています!!
過去スーパーミニプラ商品化済み作品のSHODO SUPER化の第1号となるこの商品は今後の展開のカギを握る試金石となっています。
今後、SHODO SUPERシリーズはSMPとの連携はもちろん、過去スーパーミニプラ商品化済みの作品の商品化を安定させてゆくゆくはSMPとは独立した商品化もできるようにしてきたいと思っています。
商品仕様やコストと向き合い、皆様に満足いただける商品を継続して展開できるよう息の長いブランドとして成長させるべく、がんばっていきます!
貴重なスーパー戦隊フィギュアのブランドとして、皆さまには引き続き応援していただけると嬉しいです!
◆さらなる新作情報(初公開新情報その3!)
さて、恐竜戦隊ジュウレンジャーの後に続く、次なる商品化ですが・・・
実はもう最新作商品化、決まっています!
作品名はまだ言えません(ふふふ)絶賛開発を進めていますので続報にご期待ください!
今回のブログは以上です!
このブログをきっかけに少しでもSHODO SUPERの魅力が伝わって興味を持っていただける方が増えると嬉しいです!
◆お知らせ◆
ミニプラ ゼンカイオー ブラックジュラガオーン予約受付中!
こちらも絶賛予約受付中!
プレミアムバンダイ限定の商品となりますので是非皆さまお見逃しなく!
それでは皆さま、またお会いしましょう!
テー↑レー↓レー↑レー♪ テレレ テレレ テレレテレレテレレレレン↑♪
担当:もろ太
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