その玩具はどんなデザインなのか、その玩具では何ができて何がおもしろいポイントなのか、開発担当者が魂を込めて考え抜くもの…人それを『仕様』と言う…!
だっ、誰だ!?
貴様らに名乗る名前はない!!とあっ!!
みなさんこんにちは!
スーパーミニプラバイカンフー担当です。
前回のブログは非常に短い内容ながら、この1年でスーパーミニプラカテゴリーでは一番多くの方に読んでいただいた記事となりました。
読んでいただいた皆様ありがとうございました。
大きな反響で非常に嬉しくて喜んだのと同時に「期待に応えられるよう、良いモノを作らねば…!」と改めて気が引き締まりました。
そして闘志がさらに燃えました。
前回から少し間が空いてしまいましたが、今回は商品CG画像を使って仕様の説明をさせていただこうと思います。
前回ブログはこの試作画像2枚だけでしたが、実は仕様のヒントが見え隠れしておりました。
ネットをくまなく見ていると仕様に気付いている強者も出現していたので、ちょっと驚きました…。
今回は画像の謎にお答えする形を中心に仕様を紹介していきたいと思います!
それではQ&Aスタート!
Q.パイルフォーメーションがごちゃごちゃすぎてちょっとよく分からない!
A.きれいなCGでお見せするとこのような感じです。
パイルフォーメーションは換装なしで再現可能です。
ロム約60mm、ケンリュウ約120mm、バイカンフー約180mmとスーパーミニプラとしては大き目なサイズなのですが、パイルフォーメーションをするには非常に小さいサイズなので、遊びやすさや強度との戦いがクロノス星の激闘と同じくらい延々と繰り返されました。
実は構想から1年以上の時間をかけて設計をしているというハンパない手間暇と愛情をかけて作っております。
Q.ゴッドハンドスマッシュ画像の中身ってロム入りケンリュウじゃなくない?
A.その通りです。鋭い!
今にもゴッドハンドスマッシュをミズチの胴体にブチ込みそうな躍動感あるポーズを決めているバイカンフーの中にはこのようなものが入っています。
これは可動させて遊びたい時用の『アクションフレーム』です。
バイカンフーの中にこのように入ります。
これが入ることによって肩の可動が劇的に良くなり、こんなポーズがとれたり、
こんな感じで伸びることによって、(GIF二枚目ナナメっちゃってますが)
こんな感じの可動域で上半身が前後に可動したりします。
腰はもちろん横にひねることもできるので、めちゃくちゃ動きますよ!
パイルフォーメーション時(中がロム入りケンリュウの時)のバイカンフーはこんな感じで、
中身がアクションフレームの時のバイカンフーはこんな感じです。
見た目の違いはほとんどないかと思います。
中にロム入りケンリュウが入ると、各体の関節位置がずれてしまうため、どうしても可動に制限が出まくってしまいます。
でもバリバリに動きまくる天空宙心拳を使うロボなので、絶対可動もしたい…。
設計担当と頭を悩ませた結果の結論がアクションフレームの採用でした。
ちなみにアクションフレームはケンリュウ用のものも付属します。
中にロムが入っている時がこんな感じで、
中にアクションフレームが入っているとこんな感じです。
こちらも見た目の違いはほとんどないかと思います。
これでケンリュウもバリバリ動きますよ!
Q.ということは三体並び立ちもできるってこと?
A.できます。
こんな感じで。
設定的にはこういう場面はなかったと思いますが、この画はシビレますね。
アクションフレームの恩恵は可動だけではなく、こういう意味でもデカイです。
Q.中にロム入りケンリュウやアクションフレームが入ってないバイカンフーは四肢がバラバラになっちゃうの?
A.なりません。
このように各部位を繋げるジョイントパーツ(背中や腰から生えているガンメタのボールジョイントパーツ)を使うことで、このように中身が空でもバラバラにはなりません。
可動を考えるとちょっと邪魔なのですが、これがないとパイルフォーメーションがやりづらくなったり、パイルフォーメーション後にパーツがポロポロ取れたりするので必須でした。
アクションフレームを入れて可動させる時は取り外してもらえればと思います。
そしてもちろんケンリュウにも同じ考え方のジョイントパーツを採用しています。
ちなみにケンリュウはジョイントパーツをつけたままでバイカンフーへのパイルフォーメーションが可能です。
Q.なんか膝とか肩のツノみたいなパーツの長さ変わってない?
A.変わってます。鋭い!
今回はバイカンフーの『頭のツノ』『肩のツノ』『膝のツノ』と、ケンリュウの 『膝のツノ』に関して長いものと短いものの2種類をそれぞれ準備しました。
劇中で回によってこの辺りのデザインが結構変わっていたので、皆様の中の印象も色々あるのかなと考え、個々人の印象に近いスタイルにカスタマイズできるようにパーツ付け替えができるようになっています。
例えば頭のツノ(短)と肩のツノ(短)を組み合わせるとこんな感じ。
逆に頭のツノ(長)と肩のツノ(長)を組み合わせるとこんな感じ。
膝のツノの短いのと長いのはこんな感じ。
全身短いとこんな感じ。
全身長いとこんな感じです。
こうやって完成品を見ると結構印象が変わるところなので、仕様検討段階で付け替え可能にしておいて正解だったなと思っています。
ご自分のイメージのバイカンフーにカスタマイズしていただければと思います。
Q.付属パーツは?
A.こんな内容です。
色々な天空宙心拳のポーズが再現できるように手首パーツが多いです。
二刀一刃は劇中設定通りロム用のものしかありませんが、バイカンフーの剣用握り手の上下に剣狼と流星を挿してバイカンフーバージョンの運命両断剣ツインブレードも再現できるように金型を調整しています。
バイカンフーは「スパロボで惚れた!」という人も多いと思いますので、原作は大事にしつつスパロボでの印象も再現できるようにしております。
Q.で、プレミアムバンダイの予約開始はいつからなの?
A.多少前後ありそうですが、10月中旬の予定です。もう少しです。
お届けは2020年2月の予定です。
プレバンの予約ページはこのブログには載せてないパイルフォーメーションシーケンスや天空宙心拳のポーズ等、めちゃくちゃ燃える画像満載ですので、それもお楽しみに!
Q.お値段が気になるんですけど…。
A.税込みで10,000円を切る値段で最後の調整をしています。
上記の通り盛り盛りの仕様なのでかなりキツイのですが、がんばっています!
以上、アンサー形式での商品仕様の詳細説明でした。
自分達的には完全に「いいものを作っている!」とノリノリでその気になって開発進行しておりますので、この紹介で魅力が伝わっていると嬉しいです!
本商品はプレミアムバンダイ限定商品となります。
数に限りがありますが、多くの方に楽しんでもらえますと幸いです。
よろしくお願い致します。
負けるなロム!
戦え、ケンリュウ!バイカンフー!
1、2話の作画監督である大張正己さんに敬意を表してこんなポーズも作ってみました!
バイカンフー担当
(C)PLEX/MachineRobo Partner