バンダイ キャンディ スタッフ BLOG

バンダイの食玩・お菓子・食品etc… “バンダイ キャンディ”の開発スタッフによる公式ブログです。開発担当者が交代で更新予定です。      ※このページでは、記載内容・商品等に関するお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

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【食玩WEEKLYエグゼイドvol.22】鬼龍集結!!「コンバージ5弾」&「装動STAGE6」パラドクスレビュー!

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Vol.22:鬼龍集結!!「コンバージ5弾」&「装動STAGE6」パラドクスレビュー!

こんにちは、仮面ライダー食玩開発担当N野です。今週は内容超盛りだくさんなのでスムーズにいきます!まずは注目度の高そうなこちらの話題から・・・!

 ■今週の注目アイテム『CONVERGE KAMEN RIDER5』

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シリーズ展開が進み、まもなく生誕1周年を迎える「CONVERGE KAMEN RIDER」!今週はいよいよ第5弾が発売です!ラインナップのレビューは以前やってしまったので、過去記事を再掲しつつ・・・。

bandaicandy.hateblo.jp

今回は量産サンプルを使って、商品の出来栄えや新たな魅力をお伝えしていきます!

第5弾に収録するライダーは「龍騎」&「響鬼」。 まずは「仮面ライダー響鬼」の4鬼ですが、響鬼ライダーの艶やかな色合いを再現するため、その色表現には特にこだわりました。

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中でも響鬼、轟鬼、斬鬼の3人は、成形色を露出させない完全彩色仕様で商品化!成形色ではそれぞれの身体の色を再現し得ないという判断によるものです。

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マジョーラ塗料こそ使用できませんでしたが、メタリック彩色によって非常に渋く煌びやかな見映えを再現できたと思います。実際めちゃめちゃお金掛かってます、お得です。

 

折角の4鬼一挙集結なので、ぜひ複数集めて飾っていただきたく・・・

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後期OP風や

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鉄板の師弟コンビ!

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『ディケイド』で競演の多かった3人集合など、色々な楽しみ方をおススメしておきます。

 

続いて「龍騎」からは、主役の龍騎とオルタナティブ・ゼロをラインナップ!

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今回非常に上手く出来たと思っているのは、龍騎の顔の造形です。

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バラエティ豊かなデザインが魅力の平成ライダーですが、「龍騎」「電王」「W」など顔のデザイン構成に球面部分の多いライダーは、造形を似せるのが非常に難しいです。顔のデザインを思い出すとき、正面から見たイメージや斜めから見たイメージなど色々な角度での印象が浮かびますが、丸っこい顔であればあるほど、その整合性を取り辛くなるからだと思います。

特に「CONVERGE KAMEN RIDER」の場合はディフォルメフィギュアなので、劇中に寄せることだけを意識しすぎるとかえって全体のバランスが崩れてしまうリスクもあります。劇中のイメージに似ていて、ディフォルメバランスも絶妙である「龍騎」の完成までは実際かなり時間が掛かりましたが、3Dモデルを様々な角度から検証してちょっとずつ修正を加えていき、何とかあの龍騎”の雰囲気を出せたかなと思っています。

 

もう一つ困難を覚悟したのは「クリア眼」の表現でした。CONVERGE のサイズでスリットとクリア眼を共存させられるかはシリーズ当初からの不安であり、最悪クリア眼は諦めざるを得ないかとすら考えていました。

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しかし今回は生産工場の協力もあり、一丸となってクリア複眼を実現することができました!よく見ると複眼パターンも入っていますし、黒と銀の塗り分けもバッチリです。「響鬼」でフル塗装なんかをやってしまったので、もう片方は彩色少な目のキャラでいきたいところだったのですが・・・こんなスリットキャラをやってしまっては、もはやコスト調整どころではありません!本当に大丈夫なのか。。汗

 

さて、龍騎の相方のオルタナティブ・ゼロは、シークレットキャラと一緒に紹介した方がいいでしょう。今弾のシークレットは・・・、無印の「オルタナティブ」です!

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「コンバージサイズでゼロと無印の差をどうやって再現するのか?」という疑問が湧いてきますが、ラインナップする以上は、妥協なくやり抜きました。

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ゼロに入る額のVの字は、プリントではなく造形で再現します。この時点で、ゼロと無印の頭部は別造形となり、金型も別です!

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身体の側面を走るラインの差も漏れなく再現しました。肩やわき腹の短いラインまで塗っているのは、もはや担当者を越えて関係者全員の"悪ノリ"的なこだわりです。

擬似ライダー・オルタナティブの2人は、作品における立ち位置や登場の仕方も相まって、放送当時センセーショナルな人気を誇ったキャラクターです。私自身、かつてHGシリーズで2人が発売された日には学校の部活をサボって町中のガシャポン筐体を探し回り、必死の思いでフィギュアを入手した記憶があります。(ハエ男がダブりまくった哀しみと共に・・・)

話が逸れましたが、今回ややマニアックなこの2人をラインナップしたのは、そんな当時の盛り上がりを追体験していただきたかったのと・・・。そして何よりも、龍騎シリーズの次なる願いを完成させるためでした。

 

その願いとは・・・

 

たとえば「金色の蟹」が欲しいとか・・・

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「番外の新ヒーロー」まで欲しいとか・・・

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どうせなら一思いに「龍騎ライダー全員」をコンプリートしたいッ。とかです...!

 

私が頭に描いているのは...こういう...こういう光景...

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・・・ぼんやり見えましたか?

という訳で、もうすぐ鏡に映る実像に手が届きそうな気配です。ご期待ください。

 

話を第5弾に戻しますが、シリーズが進んだことで平成の主役ライダーもかなり集まって来ました!

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クウガ~ファイズ、キバ~オーズは4作品連続で並ばせられますね。

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1期のライダーを散り散りに並べると、かなり「ディケイド」OPっぽい雰囲気に・・・

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 「ホントに平成主役ライダー全員コンプするの?」という問いについては、ごめんなさい、現時点ではハッキリとしたことはお伝えできません。ですがシリーズの計画は常に主役コンプのその先までを描いており、弾が進むごとにさらなるワクワクをご提供するべく日々新しい企画を練っているところです。

 

大きなアイテムのチラ見せもあったので詳細は次回に回しますが、シリーズは第6弾の発売も決定しています。次弾は「CONVERGE KAMEN RIDER」2年目の幕開けに相応しい、ド派手なトピックもあったり・・・!!

ますますボルテージを上げて邁進するコンバージシリーズの第5弾!「CONVERGE KAMEN RIDER5」は、明後日2月14日(火)発売です!

 

■装動STATION 『2フォームに変身!!パラドクス、ゲームスタート!』

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続いては、4月発売予定「装動 仮面ライダーエグゼイド STAGE6」から、「仮面ライダーパラドクス」をレビュー!!

 

2フォームに変身するパラドクスが「装動」でどのような商品仕様になるのか・・・?気になっていた方も多いかもしれませんが、「STAGE6」の暴走ラインナップ枠はまさにこのパラドクス。2ラインナップを集めると、パーツ組み替えで両フォームの再現がしっかりできるようになっています!

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「装」を成すクロスアーマーセットには、2フォーム共通で使用する胸アーマーに加え、パズルゲーマー/ファイターゲーマーそれぞれの専用パーツを一挙に収録。詳細は後述しますが、彩色箇所もやたらと多くとにかくゴージャスな内容です。その分台座はオミットさせていただきましたが・・・こちらは、今後別の形でご用意すべく準備中です。

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続いて「動」のアクションボディは、2フォームどちらにも使用可能な仕様で商品化。共用といっても、劇中とデザイン差異が発生するような割り切りはほとんどありません。こちらも武器等が無い分彩色にコストを割いて・・・、ちょっと・・・割き過ぎました。。

 

それでは、これらを集めて再現できる2フォームの魅力を、隅々まで紹介していきましょう!

■仮面ライダーパラドクス パズルゲーマー

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「・・・仮面ライダーパラドクス、レベル50!」

第1話から登場していたバグスター・パラドが変身する第6の仮面ライダー。中々怪人態にならないのでもしかして…?とは思っていましたが、ついにライダーに変身してしまいました!それにしても、「パラドが変身する」、「2つの異なる力を持つ」で「パラドクス」とは非常に巧いネーミングですよね。

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先述の通り、頭部パーツは表裏入替式ではなくそれぞれ固有の造形にしました。正直裏返し方式でも致命的な破綻はなかった気もしますが、各フォームの後頭部をスッキリさせられることと、何よりも劇中同様『後ろに目がないマスク』が再現できるメリットを重視しました。ブルーの箇所はすべてメタリック彩色のため、見映えも抜群に良いですよ!

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そして・・・今回最もこだわったのは、アーマーパーツの金彩色化です。そうでなくても色数の多いデザインのパラドクス。アーマーはどう考えても成形色にしないと採算が合わず、元々はそれで行くつもりでした。でも金色の成形色って、調色がとっても難しいんです。金成形色を想定して試作した彩色サンプルは、正直微妙な出来栄えでした。目をつぶってそのまま進行することも考えましたが・・・このブログで胸を張って「これはいいものです!」と紹介できるか自分と相談した結果、できないという結論に至りました。

予算と出来栄えの両立というまさにParadoxな悩みに頭を抱えましたが、そもそも装動のサブタイトルが「STAGE〇〇」なのは、1より2、2より3・・・と、ステージが進むごとにモノ自体もより良くしていきたいと考えていたからなのです。ええいままよと金色彩色に変更し、パッケージ用の撮影を済ませてしまいました。もう後戻りはできません!

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装動は「ブットバソウル」のメダルとスケールが合うので、エナジーアイテムと組み合わせると劇中のイメージ再現が捗ります!「マッスル化」、「回復」のエナジーアイテムは、先週ご紹介した「ブットバソウルラムネ」にもラインナップしております!!

 

「エグゼイド・・・俺の心を滾らせるなよ・・・?」

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と言う訳で、もう1つのゲームも覗いてみましょう!

 

■仮面ライダーパラドクス ファイターゲーマー

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個人的に結構好きなデザインのファイターゲーマー。

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パズルゲーマーとは打って変わってファイティングポーズの似合うヒロイックなフォルムになりました。特筆したいのは、そのグローブパーツ!

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このファイヤーパターン・・・性懲りも無く彩色表現です。いつも無理を聞いていただいている開発パートナーのメガハウス様からも、流石に「シールではダメでしょうか?」と2回くらい聞かれましたがとにかく彩色表現です!下地の赤までメタ彩色でとにかく豪華なパラドクス、今回は本気の本気で食玩の限界を超えに掛かったつもりです。

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エグゼイドに腰を入れたパンチが炸裂!!

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思いっきり吹っ飛ばした挙句、炎まで吹き上げちゃうなんてカッコ良過ぎです。

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なんとなく共通点の多いロボットアクションゲーマーと。劇中でもタイマン対決を見てみたいですね。

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なんだかんだ敵周りも充実してきました。こうなるとグラファイトも欲しくなってきますが、復活したりしませんかね…。(復活しなくても欲しいぞ!という方は、声を大にして発信してください‼︎‼︎その声こそが、商品化への足掛かりとなります。)

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合成ですが、最後は2フォーム並びでパシャリ。1セット買えば組み替えて遊べる仕様にしたものの、2セット集めて並び立たせるのも、やっぱり良いんですよね~。

 

●今週の小ネタ●

既にチェックしてくださっているかもしれませんが、バンダイキャンディの公式Twitter(@candytoy_c)にて【食玩つぶやきエグゼイド】という投稿をはじめました。展開の速いエグゼイドに合わせて鮮度の高い新情報を一層タイムリーにお伝えし、反響の大きかった話題については当ブログにて情報を補足していきたいと考えています。


早速ですが、今回は1000RT超える反響をいただいた『ウィザードゲーマーレベル1』について取り上げます。

こちらは既に原型が完成しており、ウィザードゲーマーレベル2を商品化する際にボーナスパーツとして付属させたいと考えています。

「ウィザードゲーマーレベル2の背中にゲンムの髪が残っちゃうってこと?」といった反応もありましたが、そんな残念な仕様には絶対にしません。レベル2の背中に背負うマスクパーツは別で製作しており、こちらはあくまであの"謎ゲンム"の再現のみを追求した専用の造形物となります。どうせやるなら、そこまでしないと意味がないですもんね!

「なぜ『装動』はこれほど手広い商品化をできるのか?」の答えは明確で、皆様が今回のように話題に挙げてくださり、何よりも実際に購入してくださっているからという理由に尽きます。お陰様でシリーズの販売は大変好調で、その追い風があるからこそ、挑戦的なラインナップや仕様のグレードアップが成立できています。本当に感謝しかありません。
ここから先は担当の妄言ですが、この勢いが加速していけば翌シリーズは腰が回る仕様にできるかもしれませんし、レジェンドライダーへと展開を広げられるかもしれません。そんな夢を見つつ、スタッフ一同心を滾らせて開発しておりますので、引き続きシリーズを(まずは今月発売のSTAGE4を...)どうぞよろしくお願いいたします!!

 

続々立体化進行中!<装動>シリーズは毎月展開!

『装動 仮面ライダーエグゼイド STAGE4』(全6種・各380円)は、228()発売!

『装動 仮面ライダーエグゼイド STAGE5』(全7種・各380円)は、328()発売!

『装動 仮面ライダーエグゼイド STAGE6』(全7種・各380円)は、4下旬発売予定!

※「STAGE1~3」は好評発売中です。店舗によっては、売り切れ等により販売を終了している場合があります。

 

次回更新は2月19日(日)あさ8時半!ファンタジーゲーマをレビューします!

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開発N野

 

■仮面ライダー食玩 2~4月発売スケジュール

好評発売中!「仮面之世界2」

好評発売中!「仮面ライダー ブットバソウルラムネ」

2月14日(火)発売!「CONVERGE KAMEN RIDER5」

2月21日(火)「エキサイトリンク ガシャットコレクション」

2月28日(火)「装動 仮面ライダーエグゼイド STAGE4」

3月21日(火)「仮面ライダーエグゼイド ラクラクモデラー4th」

3月28日(火)「装動 仮面ライダーエグゼイド STAGE5」

4月上旬「エキサイトリンク エグゼイドアームズⅡ」

4月下旬「装動 仮面ライダーエグゼイドSTAGE6」

「食玩 WEEKLY エグゼイド」のバックナンバーはこちら!

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仮面ライダー食玩の最新情報はココ!

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「装動」シリーズはココもチェック!

www.bandai.co.jp

(C)2016 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

 

※各画像は開発中のサンプルを撮影したものです。実際の商品とは多少異なりますのでご了承ください。

※発売日等は予告なく変更になる場合があります。