バンダイ キャンディ スタッフ BLOG

バンダイの食玩・お菓子・食品etc… “バンダイ キャンディ”の開発スタッフによる公式ブログです。開発担当者が交代で更新予定です。      ※このページでは、記載内容・商品等に関するお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

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みんなで作ろう!簡単にできる100点満点の「巨神ゴーグ」

スーパーミニプラ「巨人ゴーグ」いよいよ発売になりました!

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 こんにちは、担当のTAです。

今週遂に発売した「スーパーミニプラ 巨神ゴーグ」。

全身の黒ラインは同梱のシールで再現をする仕様になっています。

シールを貼る作業は担当者でも重労働…

 

「誰でも簡単に塗装できる方法をレクチャーしてくださいっ!」

 

という無茶ぶりを、ロボットデザイナー・小林和史(モデリズム)さんに夢を叶えていただきました!

ホビーショップに行かなくても、近所の文房具店で道具が揃う。

高いと思っていた「塗装」という遊びのハードルが、「楽しくて、とても簡単」というイメージに一変する簡単且つ素敵な塗装方法をご紹介したいと思います。

下の小林さんの記事を読んで、皆さんも是非トライしてみてください!!

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ここからは小林和史(モデリズム)さんにブログをバトンタッチ。

 

 

今回細部の塗装にはこちらを使います!

ポスカの極細。

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水性で匂いもなく、隠蔽力も高め。

何より手軽に使えます。

今回は黄色と黒を用意しました。

 

塗装前に、全パーツを歯ブラシに台所洗剤をつけた物でよく洗って下さい。

通常のプラモ用塗料よりもポスカは弾かれやすいので、極微量の油分も洗い落としておくと安心です。

 

さて、使い方はご想像通りだと思います。

よく振った後、溝をすすーっと塗っていきます。

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多少はみ出しても気にしません。

 

黄色部分も同様に。

重ね塗りする際には、1層目をペン先で剥がさないように優しく塗ると良いでしょう。

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インクが多めに出る事もあるので、あまり時間を欠けず、さっとペンを運ぶのがコツです。

 

乾燥後、はみ出し部分を修正します。

タミヤのアクリル塗料用溶剤と硬めの綿棒を使います。

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綿棒にほんっとに少しだけ溶剤含ませて

さっと拭き取ります。

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ゴーグの目には、アクリジョンの白を使いました。

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ぽてっと置くように塗ると、ムラ無く塗装できます。

乾かしつつ2、3回塗り重ねます。f:id:candywrite:20180723074503p:plain

白が完全に乾燥したら、目の周囲にポスカの黒を。

ペン先が入らないので、インクを少量出して、

面相筆で塗りました。f:id:candywrite:20180727055133p:plain

こちらも乾燥後、綿棒で不要部分を拭き取り。

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もし、ポスカの色が青い部分に少し残るなあ、と感じたら、ヤスリで磨くのも手です。

神ヤス!というスポンジヤスリが使いやすいです。f:id:candywrite:20180727055243j:plain

8000番→10000番と順番に水をつけて磨きます。

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最後にティッシュで磨けば左の様にピカピカ。

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簡単そうでしょ!

ポスカもアクリジョンも乾燥前は水で洗い流せてほぼ無臭。

乾燥後のポスカは意外と耐水性あるんです。

 

ポスカは定着力がそれ程強くないので、

最後にお好みのクリアーでコートするのも良いと思います。

(今回はガイアノーツのフラットクリアーを使いました)

 

と言うわけで完成です!

どうでしょう!完成品トイっぽさありますよね?

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 ゴーグはクレオスのMr.セメントSを使って接着。

ヤスリがけして合わせ目を均しています。

でもモールドの彫り直しや、合わせ目を完全に消そうとはしていません。

(ストレス無く楽しんで作る事が今回のコンセプト!)

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マノンタイプも作りました。

こちらは合わせ目はヤスリがけしていません。

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ランナーとの接合部だけはヤスリで均しました。

600番と800番を使っています。

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 いやー、満足満足。

プロポーション完璧だし、ギミックも最高なので

皆さん是非お気軽にチャレンジして下さい!

 

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 最後に、ちょっと味付け塗装を追加したモデルも用意しました。

 基本塗装は先のゴーグと同じですが、

スミイレと軽いドライブラシで少し陰影を付けています(左)。

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 少し締まった感がありますが、写真だと差があまりわからないですね。

(僕、ゴーグあまり汚したく無いんです!)

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ポーズもバッチリ決まります。

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 100点満点のゴーグ&マノンタイプ。

みんなで作ろう!

 

スーパーミニプラ「巨人ゴーグ」

2体あわせて税込み 4,536円で発売中です!

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 おしまい

 

文/小林和史(モデリズム)

プロフィール:小林和史さん   /  モデリズム

自分なりのカワイイ&カッコいいを詰め込んだ、

オリジナルロボットのデザイン&立体化をしています。

 

巨人ゴーグは中学生の頃、

「こんなに毎週ハラハラで、作画の綺麗なアニメがあるなんて!」

と、夢中で見ていました。

アニメもミニプラも完成度めちゃ高いので、

皆さんも合わせて楽しみましょう!

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 ©サンライズ

 

 *「SMP巨神ゴーグ」本品以外のトイサンプルは付属しておりませんのご了承ください

 *塗料や工具等のご使用にあたっては、各塗料の取扱説明書をよく読んで正しく使用してください。

 

www.bandai.co.jp