バンダイ キャンディ スタッフ BLOG

バンダイの食玩・お菓子・食品etc… “バンダイ キャンディ”の開発スタッフによる公式ブログです。開発担当者が交代で更新予定です。      ※このページでは、記載内容・商品等に関するお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

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【心】スーパーミニプラ 隠大将軍&ツバサマルセット プレミアムバンダイで予約スタート【技】

こんにちは。

スーパーミニプラSSS担当のN西です。

 

つーわけでお待ちかね!

今回はついに予約が始まったプレミアムバンダイ限定スーパーミニプラ隠大将軍&ツバサマルセットのご紹介をさせていただこうと思います。

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↑クリックすると予約ページに移動します。

 

去年の年末、スーパーミニプラライブマンシリーズのスタッフブログの最後に匂わせ文言を書いてから早半年。

ホビージャパンムックのスーパーミニプラ大全で開発中の図面を公開したり、ブログでレッドサルダーやツバサマルの試作品をチラ見せしたりしてきましたが、ついに三神将の全容公開&予約スタートとなりました。

検証に検証を重ねまくったせいで試作がボロボロなので、CG画像でのご紹介になりますがご容赦いただければと思います。

それでは、はじまりはじまり~!

 

 

●ゴッドカーク

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※飛行ギミックはありません。

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すごーく小さくてかわいいのですが、ちゃんと変形し、造形的には手抜きなくかなり細かいところまで作り込んでおります。

変形して隠大将軍の顔になります。

隠大将軍時の顔がDXとTVで少し印象が違ったのですが、今回はライブロボと同じくTVの顔のデザインに近づけました。

隠大将軍の顔サイズは無敵将軍と並べた時に違和感が出ないようにと5%刻みで4種の試作を作り、慎重に検証して決定ました。

 

●ゴッドサルダー 

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DX版より顔を一回り小さくしてスタイルを良くしています。

もちろんサルダーダブルソードは背中にクロスして付けておくことができます。

隠大将軍になる時に胴体の中に腕を収納するのですが、ここで正直に白状してしまうと、手首パーツがどうしても胴体の中に収められず取り外さなければなりません。

なので、手首パーツはゴッドクマードに収納できるようにしておきました。

 

●ゴッドロウガン

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よく見ると前脚と後脚にDXにはない関節が仕込まれています。

これは隠大将軍になった時に肘を曲げるためのオリジナル解釈の関節です。

もちろんDXスタイルの真っすぐの腕も再現できます。 

 

●ゴッドクマード

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顔、男前です。

この子には収納係を担ってもらっています。

隠大将軍状態の時は上述のゴッドサルダーの手首パーツを収納します。

超忍獣状態の時に余ってしまう隠大将軍の手首パーツ(パンチとチョップ)をお腹としっぽに取り付けることができます。

DXを持っていた方はご存知かと思いますが、それは玩具のオリジナル仕様で、スーパーミニプラでもオマージュさせてもらっています。

 

●ゴッドガンマー

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パッと見「DXのまんまやん」という感じですが、実は違います。

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これは最初にDXの画像を切った貼ったしてプロポーションを決めている時の資料です。

隠大将軍時に「股間の隙間を小さくしたい」ということと「格闘技主体のロボだから脚をたくさん動くようにしたい」ということを今回図面を描いていただいたPLEX様とは初期段階から話していました。

ですが、図面を仕上げる段階ではその課題に対する答えを見出せていませんでした。

最終的には設計者のアイデアと執念で二つの要望が実現しました。

スーパーミニプラオリジナル解釈によって股間の隙間が気にならず、めちゃくちゃ脚がよく動く隠大将軍になっておりますので、ぜひ商品を手に取ってその熱意の跡を感じていただければと思います。

オリジナル解釈めっちゃおもしろいですよ。(と自分では思っています)

画像では分かりませんが、口もちゃんと開閉します。

 

●隠大将軍 

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サイズ的にはアゴまでの高さが大獣神・ライブロボ・無敵将軍と同じ(約135mm)なので、並べると統一感があります。

超忍獣達はサルダーの手首を除いてDXの変形をほぼそのまま再現しています。

それでいて全身めっちゃ動きます。

画像の肘はオリジナル解釈発動で両腕とも曲がっておりますが、脚は上記のオリジナル解釈発動しておらずDXモードです。 

この状態ではガマの前脚が邪魔してあまり脚を大胆に動かすことはできません。 

ちなみにスーパーミニプラ大全に乗っていた図面とは色々な部分で仕様やバランスが変わっているので、見比べてみると「開発初期と出来上がりってこんなに違うんだな」 ということが分かってもらえるかなと思います。

ちなみにこのナナメカットかっこ良くて個人的にすごく気に入っています。

個人的には無敵将軍派だったのですが、自分で開発してみて隠大将軍のかっこ良さを改めて知りました。

 

●ツバサマル

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手前味噌で恐縮ですが、惚れ惚れするようなツバサマルが出来上がりました。

今回特に図面のデザイン時に意識したのは「(TV版のように)羽を曲線的にしてグラマラスにする」ということです。 

そしてレガシー版で羽の真ん中に関節があったのがすごくよかったのでスーパーミニプラ版でも採用させていただきました。

グラマラスなデザインと羽関節でとても生き生きしたポーズが取れるツバサマルに仕上がっていると思っております。 

羽の先はクリアレッドなのですが、実は三神将全体を見てもここ以外にはクリアパーツがないので、このパーツのためだけにクリア金型を作るという贅沢なことをしています。 

ライト&サウンドギミックはさすがに入れることができませんでしたが、DXのあのクリアパーツは非常に皆様の記憶に残っていると思い、少し無理をしてでもここはクリアパーツにするという決断をしました。 

胴体に一般的なスタンドに挿せる穴を開けておきましたので、スタンドを使用すれば飛行状態も再現できます。(本商品にはスタンドは付属しません) 

 

●スーパー隠大将軍

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もちろん隠大将軍とツバサマルは翼合体可能です。

かかか、かっこいい…。 

ロボットに羽ってもう有無を言わさず男心をくすぐるかっこ良さがありますね。 

 

●スーパー無敵将軍

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そしてこちらももちろんですが、ツバサマルは別売りの無敵将軍と超忍者合体可能です。 

無敵将軍もプレミアムバンダイ他でWEB予約が始まっております。

 

p-bandai.jp

 

無敵将軍は9月に店頭販売もあります。 

無敵将軍の詳細についてはまた店頭での販売前にブログで紹介させていただこうと思っております。

ほぼ完璧にDXの変形合体を再現しつつ、しっかり動かせる無敵将軍に仕上がっております。

こちらはクマードとガンマーの顔だけ使いませんが、サルダー・クマード・ガンマーの手首パーツも変形時に胴体の中に収納できます。

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火炎将軍剣と胸の忍マークはこだわりの金メッキです。

ツバサマルのクリアレッドと同じく、当時のDXの印象的なパーツはちょっと無理してでも再現しました。

ちなみにキングブラキオンにもギリギリ乗れます。 

 

 

ということで長々説明してきましたが、ご紹介は以上です。 

カクレンジャーはとにかく人気がある戦隊なのですが、不思議なことにロボはDX・レガシー以外のメジャーな立体物がありませんでした。

なので、非常にお待ちかねの方もたくさんいらっしゃるのだと思い、喜んでもらえるよう気合を入れて全力で開発してきました。(それを言うとどのスーパーミニプラもそうなのですが)

開発スタッフ一同自信を持って送り出しますので、ぜひ三神将併せて揃えて楽しんでいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。  

 

本日はここまで! 

ご予約はぜひお早めに…! 

 

N西 

(C)東映

p-bandai.jp